「軽く見たい」と思っていた菅政権、田﨑史郎「体調を崩すとは想定していなかった」

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

   菅首相の長男が勤務する東北新社から高額接待を受けた山田真貴子内閣広報官(60)がきのう1日(2021年3月)、辞職した。理由は「体調不良で入院」のため。菅首相はつい先日には「続投させたい」と述べていたが、「体調のためならやむを得ない」と一転、辞職を受け入れた。自民党幹部や官僚からも「官邸の状況判断が遅い」」「痛々しい幕切れ」といった声が出ている。

   司会の羽鳥慎一が政治ジャーナリストの田﨑史郎氏に聞く。「山田さんへの対応、いかがでしょうか」

   田﨑氏は次のように解説した。「後手、後手と批判されても仕方ないですね。今回の問題は菅総理も周りも軽く考えていた。むしろ、軽く見たいと思っていた。1つは自分が任命した人の失敗、2つは山田さんが受けた1人当たり7万円の接待費について、一般の人と金銭感覚が違っていた。そして、長男が絡んでいたので深入りしたくなかった。ただ、体調を崩されることは想定していなかった」

玉川徹「菅首相は人の話を聞かない、だから言えなくなる」

   羽鳥「菅さんには『菅に菅なし』」といわれ、意見をする人がいないといわれているようですが」

   玉川徹(テレビ朝日コメンテーター)「それは逆じゃないですか。霞が関や永田町で聞いてみますと、菅さんという人は、人の話を聞かない。聞かないから周りの人が言えなくなる、というのです。全部、自分で決めないと気が済まない。周りの諫言も押し切って、例えば、『Go Toトラベル』なんかも辞めるタイミングを誤り、世論から反発が出て軌道修正する。この繰り返し。これは安倍政権からもそうであって、後手、後手は今や自民党の伝統芸になりつつありますね」

   田﨑氏は「玉川さんのご意見も当たっているところもありますが、発足当時から比べれば、まだ話を聞くようになっていますね。自分も努力しているんだと思います」と述べたが、これから先、果たしてどうなるのか。

文   一ツ石| 似顔絵 池田マコト
姉妹サイト