「こちらはちょっと驚いたデータです」ときょう26日(2021年2月)の番組で司会の小倉智昭が紹介したのは、「コンビニ客の2割がマスクをしていない」という調査結果だ。
日本レセプト学会が先月下旬(2021年1月)、愛知、大阪、岡山、広島、福岡にある6カ所のコンビニで調査をしたところ、店を訪れた計419人のうち、正しくマスクを着用していたのは77.8%で、残りの22.2%は正しく着用していないか非着用だった。また、マスクをしていない人の方が着用している人より店内の滞在時間が長かった。同学会の大友達也理事長は「コンビニは利用しやすいという便利さから、油断してしまいやすいところ。個人で注意すると"マスク警察"と呼ばれてしまうので、学術団体として注意を呼びかけたい」と話していた。
「とくダネ!」が検証してみたら...「近くだから」「忘れてた」
「とくダネ!」はきのう25日午前、東京近郊のコンビニを観察してみた。午前中に東京・大田区のコンビニを訪れた45人のうち、マスク非着用は2人だったが、お昼時の神奈川・川崎市のコンビニでは約50人中10人がマスクをしていなかった。非着用の人たちに理由を聞いてみると、「(建築)現場で汚れたから、外して捨てて、コンビニで新しく買い直した」「これ(ネックウォーマー)がマスク代わり」「(家から)近いから着けていない」「買い物に来ただけで長時間誰かと会話するわけではないので」「ちょっと忘れていました。正直面倒くさいというのもある」と話していた。
「とくダネ!」のツイッターには、「近所だからマスクをしなくてもいいと言う高齢の方が多い。注意しても逆ギレされます」「こちらの方がうつされるのではと怖い」というコンビニ店員からの投稿が寄せられている。
昭和大学の二木芳人客員教授「"ちょっとだけ"が積み重なると感染リスクにつながります。コンビニでは店員に感染することで他の人に広がるおそれもあるので、"ちょっとだけ"を減らす努力が必要です」
小倉「私もマネージャーからよく『小倉さん、マスク!』と注意を受けます」