大阪などが今月末(2021年2月)での解除を要請するなど、緊急事態宣言の出口がやっと見え始めてきたなかで、政府はもう「Go Toトラベル」の再開を検討しているらしい。
Go Toトラベルの段階的再開については、緊急事態宣言が全面解除された後、少人数旅行や県内旅行に限定してスタートする案が検討されている。国の観光政策に詳しい跡見学園女子大学の篠原靖氏は「全国一斉に再開は難しいと思う。県内から徐々に近隣のエリアへ段階的にやっていくのでは」と話している。昭和大学の二木芳人客員教授はGo To再開の条件として、「緊急事態宣言がすべて解除され、まん延防止等重点措置が出ていないこと」「変異ウイルスの情報を把握していること」「Go Toが感染拡大とは関係ないと証明できるシステムを作ること」をあげている。
番組アンケート調査では再開反対50%
「とくダネ!」が約3000人を対象に行ったアンケート調査では、「Go Toを再開すべき」と答えた人は20%、「すべきではない」と答えた人は50%を占めた。「Go Toが再開されたら利用するか」という問いに、「はい」と答えた人は25%、「いいえ」は45%だった。
司会の小倉智昭「Go Toトラベル再開というと、心理的効果がかなり働きます。そのへんが難しいところです」
二木「それでなくても春になって花見など外に出る機会が増えます。それに合わせてGo Toが始まるのはやや心配ですね」
中江有里(作家)「Go Toだけにこだわらない、もっとみんなが救われる別の方法はないのかなと思います」
文
キャンディ| 似顔絵 池田マコト