「白木屋」「魚民」「笑笑」などの飲食店を展開するモンテローザグループが、客から「感染症対策料」を徴収し、「知らないうちに払わされたと、SNS上で非難の声が相次いでいます」と若林有子キャスターが報告した。
1人30円と少額だが、客は「金額とかじゃなくて、取るなら取るでちゃんと言ってほしい」と話している。店の入り口には「おひとり様30円(税込)徴収させていただきます」の張り紙があり、レシートにも記載されているのだが、ほとんどの客は気づかなかったのだ。
国からも補助金「二重にとるのか」、評判悪く2週間でとりやめ
店は何に使っているのか。「グッとラック!」の取材に、モンテローザは「コロナ対策のアルコール製剤等の衛生消耗品、清掃にかかる人件費等の一部についてご負担をお願いしたものです」と回答した。ただ、コロナ対策のための工事や備品に関する補助金制度があり、「国からもお金もらっておいて、二重に取るんですか」という批判は強い。
モンテローザは2週間足らずで徴収をやめたが、これについての説明はなったという。あまりにも評判が悪かったということだろう。キャスターの立川志らくは「ちゃんと口頭で説明するとか、もっと大きく書くとかすべきだったんですよ」と苦言を呈する。 メインコメンテーターの田村淳「それに尽きますよね。一言あれば、まったく違う。ただただ張り紙だけではねえ」
若林「アメリカのニューヨーク州では、COVID―19(コロナウイルス感染症)リカバリーチャージが成立しています。店を再開後、90日間は最大10%の追加料金を請求できるものですが、メニューと伝票に明記する必要があります」
消毒液に加え、パーテーション設置、体温計、換気扇などの負担は大きく、モンテローザグループのほかにも、「除菌代」を求める店はあるのだが、それでなくても客足が激減しているときに、事実上の値上げになる追加料金は悩ましいところだろう。