<ドラマスペシャル 神様のカルテ/第2話>(テレビ東京系2月22日月曜放送)
栗原と同期だった進藤が「新戦力」として本庄病院に加わるが、かつての進藤は豹変していた

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   患者と正面から向き合う若き医師の苦悩と成長を描いた夏川草介のベストセラー小説「神様のカルテ」を原作に、2時間×4話の計8時間のスペシャルドラマとして放送される。

   舞台となる病院は、昨年1月クールにやはりテレビ東京系で放送されたドラマ「病院の治しかた~ドクター有原の挑戦~」と同じ長野県松本市の総合病院がモデルだ。

   松本市の本庄病院に勤務する5年目の内科医・栗原一止(福士蒼汰)は、夏目漱石を敬愛するあまり語り口も漱石にそっくりで、周囲から変人と見られている。以前は旅館だった古い下宿屋「御嶽荘」で、世界を飛び回る山岳写真家の妻・栗原榛名(清野菜名)と暮らす。

   「24時間365日の救急医療」を掲げ、慢性的な医師不足に陥っている本庄病院に、信濃大学医学部で栗原と同期だった血液内科医・進藤辰也(中村蒼)が勤務することになった。

  • テレビ東京公式サイトより
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恩師の「古狐」先生が倒れ、悪性リンパ腫が進行していた

   栗原や看護師たちが「待望の新戦力がやって来た」と喜んだのも束の間、進藤は栗原に「患者を救うために家族を犠牲にするのか?」との問いを突き付ける。ほかにも自己中心的で不可解な言動が目立ち、栗原はかつて「医学部の良心」とも呼ばれた進藤の豹変ぶりに戸惑い、衝突する。

   進藤の豹変には彼の妻で東京の病院に勤務する小児科医・進藤千夏(実咲凜音)ら家族にまつわる秘密が隠されており、進藤と患者や看護師らとの対立は、やがて栗原たち医療に携わる者たちのありようを根底から揺さぶる事態に発展してしまう。

   そんな折り、栗原の恩師でもある古狐先生こと内科副部長・内藤鴨一(イッセー尾形)が病院内で倒れ、検査の結果、悪性リンパ腫の一種と判明した。内藤とは学生時代からの付き合いの大狸先生こと消化器内科部長・板垣源蔵(北大路欣也)も「負け戦だ」と認めざるを得ないほど病状は進行していた。

   一方、自分の殻に閉じこもっているとしか思えない進藤に、栗原は「良心に恥じぬということだけが我々の確かな報酬である」と語りかける。進藤が学生時代に好きだったケネディ大統領のスピーチライター、セオドア・ソレンセンの言葉だ。それを聞いた進藤が取った行動とは......。(よる8時放送)

寒山 

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