日本が確保したコロナワクチンは第1便の約20万人分だけだった! 菅首相に忖度したNHKキャスター人事 新聞が東京五輪中止を求めないワケ

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警視庁捜査一課長の女子アナ好き

   同じ新潮に、2月15日付で警視庁の第76代捜査一課長に就任した福山隆夫は、大の女子アナ好きだと報じている。

   感染が拡大している中の昨年11月19日、東京六本木の焼肉屋で、宮崎勉警護課長、フジテレビの警視庁キャップ、それにフジの斉藤舞子アナ(39)と会食をしていたという。福山は斉藤のファンだという噂もあるようだ。

   その上、会食後に福山が斉藤を公用車に乗せて自宅まで送っていったそうだ。当然ながら警視庁の内規には、公用車に捜査関係者以外を乗せてはいけないとなっている。

   福田は新潮に対して、「会合中に斉藤さんの体調が急変しちゃって」、店から近いので公用車で緊急搬送したといい訳している。

   だが、それから1ヵ月も経たない12月17日にも斉藤らと焼肉屋で会食している。これほど"軽い"捜査一課長で務まるのだろうかと不安になる。

   先日は日本マクドナルドの原田泳幸元社長が、妻に暴力を振るったとして逮捕されたが、今度は、「アルペン」の創業者である水野泰三(72)が、男女の出会いを目的とした「マッチングカフェ」で意気投合した女性(42)とホテルへ入り、暴行をしたうえ強制わいせつ容疑で逮捕されたと、文春が報じている。

   水野は23歳でスキーショップを始め、そこから年間売上2000億円台というスポーツ用品小売りの業界大手に育てた立志伝中の人物である。浅田真央などのタニマチとしても知られる。

   長年連れ添った妻に亡くなられ後、40代ぐらいの女性が出入りしていたようだが、その女性を見かけなくなった頃から、水野がイライラし始めたと、近隣住民が話している。

   それにしても、会ったばかりの女性をホテルに誘って、首を絞めたり、腕をねじり上げたり、わいせつ行為をした挙句に現金10万円と運転免許証を取り上げるなど、正気の沙汰ではない。原田も水野も、晩節を汚し過ぎたようだ。

   ところで、新聞も森喜朗辞任問題を連日報じていたが、「それなら東京五輪を止めてしまえ」とは書かない。

   その理由は、5年前の2016年1月、朝日新聞、日本経済新聞、毎日新聞、読売新聞の全国紙4紙は東京五倫組織委と、「オフィシャルパートナー」契約を結んでおり、東京五倫のスポンサーになっているからだとポストが指摘する。

   東京都市大学メディア情報学部の高田昌幸教授も、「報道機関は、税金が大量に投入されるような国家的プロジェクトやイベントのスポンサーになるべきではありません。いくら"公正な報道をする"と言っても説得力がなくなってしまう。世界中のメディアからも批判の声が上がっています」という。

   ポストによれば、「過去の五輪では1業種1スポンサーが基本原則だったが、今大会でその枠は撤廃された。組織委は前述の新聞6社のほか、各業界で複数企業とスポンサー契約をした結果、史上最高額となるスポンサー料3720億円を集めた。

   元JOC(日本オリンピック委員会)参事でスポーツコンサルタントの春日良一氏が言う。

   『1業種1スポンサーの基本原則は『五輪は商業主義に侵されてはならない』という理念を前提とし、五輪マーケティングのモラルでもありました。それを崩した組織委のやり方は、五輪の理念をおざなりにして商業的成功のみを目指したと言われても仕方がない』」

   いくら経営が苦しいからといっても、カネまみれの組織に頼って穴を埋めようという根性が卑しいではないか。

   最後に、文春にペットロスを癒す8つの方法という特集がある。私も経験者だが、なかなか難しい。そこで私の好きな歌を一首。

   愚かなるこの頭よと幾度撫でしわが手の下にいまは亡きがら 河野愛子(文中敬称略)

【絶対当たらない馬券術】
   ご無沙汰です。今週は今年最初のGⅠ「フェブラリーステークス」。4歳馬のカフェファラオの前回の惨敗をどう考えるかがカギになる。ビデオを見直したが、直線に入ってまったく伸びていない。調子落ちか馬に走る気がなくなったのかもしれない。GⅠに弱いのも気になる。
   そこで前回の勝ち方が鮮やかだったレッドルゼルを本命にした。対抗はアルクトス、単穴がオーヴェルニュ。△はインティ、サンライズノヴァ、ソリストサンダー、ワイドファラオ、それにカフェファラオを少々。GOODLUCK!

元木 昌彦(もとき・まさひこ)
ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任。講談社を定年後に市民メディア『オーマイニュース』編集長。現在は『インターネット報道協会』代表理事。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)『現代の“見えざる手”』(人間の科学社新社)などがある。

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