女子テニスは「大坂の時代」に...全豪オープン準決勝で元世界女王セリーナ・ウイリアムズを下す

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   大坂なおみの2度目のテニス全豪オープン女子シングルス優勝が近づいた。きのう18日(2021年2月)の準決勝では、4大大会23回優勝の元世界女王セリーナ・ウイリアムズを6―3、6-4のストレートで破って、いまや「大坂の時代」となったことを見せつけた。

   元プロテニスプレーヤーの沢松奈生子が大坂の強さをこう解説した。「まず、メンタル。きのうの試合でも、第1セットの第1ゲーム、第2ゲームを連取され、第3ゲームもいきなりダブルフォルトのミスで、これまでのなおみちゃんだったら、ここでムキになって、ラケットをバンってやったりするのですが、今回は気持ちを入れ替えて、次にサービスエースを取りました。それもしっかりコースを狙って、ギリギリのところに回転をかけている。非常に冷静です」

   第4ゲームでは、激しいラリーの末に打ち勝った。セリーナを走らせ、息が切れたころに、逆方向に打つという「女王の戦い方」(沢松)で、これが強さの秘密のもう一つだという。

決勝の対戦相手は伸び盛りのジェニファー・ブレイディ

   きょう19日の決勝の対戦相手はジェニファー・ブレイディ。アメリカの選手で世界ランク24位だ(大坂は3位)。USオープンで1度対戦していて、この時は2-1で大坂が勝っているが、1セット取られている。大丈夫か?

   沢松「ブレイディは去年から伸びてきた選手で、ダイナミックなパワフルなプレーが持ち味です。前回、1セット取られたのは、なおみちゃんがイラッとなってしまったから。今回はすべての面で上回っていますから、100%優勝間違いなしです。いま、なおみちゃんを止められる人は世界にいません」

   シューズについている招き猫のイラストのお守りもある。

文   カズキ
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