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三浦春馬の母親が激白

   さて、俳優・三浦春馬ロスはまだまだ続いているが、新潮では、春馬の母親がインタビューに答えている。

   話すきっかけは、彼女の元夫で春馬の実父が先月亡くなったことだという。春馬は実父と約20年ぶりに再会し、その後は、一緒に酒を飲んだり、実父を出演する舞台や映画に招待したりしていたそうだ。

   だが、春馬の自死からわずか半年で、心労が重なったのだろうか、突然亡くなってしまった。春馬の遺産を巡って元妻と骨肉の争いをしていたのも、負担になっていたのかもしれない。

   実母にいわせれば、離婚したときは1円ももらわず、春馬を女手で育ててきたのに、春馬が亡くなると「遺産の権利を主張してきてすごく迷惑でした」ということになる。

   醜い骨肉の争いも、相手が亡くなってしまえば、それも終わる。

   春馬の死の直後は、母親が度々カネの無心をしてくるので、それが嫌になって、春馬のほうから母親との連絡を絶ったといわれた。

   実母は、カネの無心も、都心にマンションを買ってもらったこともないと否定するが、5年ほど前から連絡が取れなくなったことは事実だと認めている。

   だが、それは、春馬の所属していたアミューズとの関係が悪くなったからだという。

   「具合が悪くなったきっかけは、2014年に『僕のいた部屋』っていうドラマに出演した際、役作りのために短い期間ですごく体重を落としたことだと思うの。

   10㌔ぐらい一気に減量したんです。その時の無理がたたって、酸素が脳に行き渡らなくなってしまい、一過性の鬱状態みたいになってしまったのよ」

   春馬はこのドラマで、筋委縮性側索硬化症(ALS)を患う若者を演じている。

   実母によると、翌年に公開された映画『進撃の巨人』のときは症状が悪化の一途をたどっていたという。

   「撮影現場へはマネージャーだけのサポートでは入れなくて、春馬の友人たちに付き添われてなんとか撮影をこなしていました。(中略)

   もう春馬は自分の頭では何も考えられなくなっていた。(中略)本当に抜け殻のようになってしまったのよ。仕事以外では笑顔も消えて、能面のようになって......」

   だが俳優という職業柄、精神科に行ったらイメージに傷がつく。

   「春馬はとてもストイックな性格だから、周りが色々と助けようとしても心配をかけまいとしちゃうの。(中略)結局、その時の病気がずっと治っていなかったんだと私は思っている。亡くなった原因も、それが大きかったんじゃないかと......」

   テレビでたまに見た春馬は寂しそうな表情だったが、実母のいうように、心の病が進んでいたとしたら、春馬にとってはテレビに出る、映画に出るというだけで、かなりの負担だったのかもしれない。

   実母のいうことが100%真実かどうかは分からないが、不可解な彼の死の謎を解く一助にはなるのではないか。(文中敬称略)

元木 昌彦(もとき・まさひこ)
ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任。講談社を定年後に市民メディア『オーマイニュース』編集長。現在は『インターネット報道協会』代表理事。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)『現代の“見えざる手”』(人間の科学社新社)などがある。

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