「お金を落としてあげたかった」と弁解も、またも自民党衆院議員が夜の「パパ活」で離党

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   自民党衆院議員がまた「自粛破り」で夜の高級ラウンジに行ったことが明らかになった。ルール違反をしたのは白須賀貴樹議員で、「週刊文春」によると、緊急事態宣言下の2月10日(2021年)夜8時半ごろ、麻布十番の会員制高級ラウンジを訪れ、10時ごろまで滞在したという。証拠の写真も撮掲載し、「夜のパパ活」としていた。

   白須賀議員は17日、自民党本部で会見し、「今の時期に軽率な行動をしてはいけないことだとわかっているが、私の使えるお金だったら、落としてあげようかなと思って」と弁解したが、離党することを明らかにした。白須賀議員によると、店を訪れたのは「実はその店は、私が元理事長をやっておりました幼稚園の卒業生が店長をやっているお店」で、訪れた理由は「その彼が本当に大変だと。1時間で私の使えるお金だったら落としてあげようかなと思って、1時間だけ、本当に1時間だけだよと......、お金を使いに行きました。それが事実です」だったという。

   自民党ではつい最近も、松本純議員ら3人が緊急事態宣言下の深夜に銀座のクラブに訪問したことが発覚し、3議員は離党している。菅義偉総理は「国民の皆さまにこれだけのご無理をお願いしている中で、政治家みずから襟を正さないといけない」と話していた。また、今月3日には営業時間短縮などで命令に従わない場合や入院を拒否した場合に過料を科すなどの新型コロナ特措法などが成立している。

   「週刊文春」によると、この日白須賀議員は都内の高級フレンチレストランで、若い女性と会食をしたあと、その女性が勤めるラウンジに行ったという。

   与党公明党の竹内譲政調会長は「もういい加減にしてもらいたい」とし、自民党の二階俊博幹事長は「大変遺憾。規律の徹底を図る」とした。

IR施設の汚職事件でも家宅捜索

   白須賀議員は1975年、千葉県生まれで、東京歯科大学を卒業し、歯科医を経て2012年に衆議院選挙で初当選。2019年に統合型リゾート(IR)施設への参入を巡る汚職事件で家宅捜索を受け、さらに秘書が当て逃げをした車に同乗していたという過去もある。

   キャスターの加藤浩次は「店を助けたいというが、誰もがきっとそういうお店を持っているのに我慢している。行ってしまったらダメですよ。しょうがなかったという空気を出していたが、補助金などで助ける方法を考えてほしい」と指摘した。

   日本テレビ報道局社会部デスクの下川美奈は「言い訳感が否めない。店のためにやってあげたというが、自分が楽しみたかっただけのように感じられる」とコメント。

   白須賀議員が「次は出馬しないが、今は議員辞職をしない」と話したことについて、政治評論家の有馬晴海氏は「本人の判断か自民党の判断かわからないが補欠選挙を避けるためではないか。北海道、長野、広島で補欠選挙が行われる予定になっていて、白川議員の議席が加われば4か所になる。自民党は半数以上で勝たないと自民党はダメというイメージになる」と指摘した。

文   バルバス| 似顔絵 池田マコト
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