医療従事者を対象とした新型コロナのワクチンの先行接種がきょう17日(2021年2月)、始まった。「とくダネ!」は東京都内の医療機関で行われた接種の様子を午前9時すぎから20分以上にわたって生中継した。
最初に接種を受けたのは、白衣姿の医師とみられる男性。「全く痛くないので安心しました。感染症の切り札であるワクチンを広く国民に使ってもらうために、我々の先行接種のデータを役立ててもらえれば大変ありがたいと思います」と話していた。その後、男性医師や看護師長の女性ら計12人が次々と接種を受ける映像が繰り返し流された。
古市憲寿「針を刺されるシーン、こんなに連続して見たことない」
司会の小倉智昭「日本で最も早く打つ方ですから、別室で待機している間は不安はあると思いますね」
山田秀雄(弁護士)「あまり痛みがないということですが、他人が打つのを見ていると痛そうですね」
古市憲寿(社会学者)「当たり前ですけど、医療従事者ですから誰も怖がっていませんね。でも、他人が針を刺されるところをこんなに連続して見ることはないので、あまり気持ちいい画面ではありません」
ワクチンの先行接種は、きょう17日から国立病院などで勤務する接種に同意した医師ら約4万人に行われ、来月中旬(2021年3月)以降、全国の医療従事者約370万人に対象が拡大される。先行接種の4万人のうち、約2万人については接種後7週間の体調や副反応を追跡調査する。
小倉「これからどれぐらい日本にワクチンが入ってくるのか、どうやって自治体が対応するのかなど難しいこともありますが、とにかくスタートしたということは意義があると思います」