「秀吉感」が強すぎる竹中直人に徳川斉昭は無理では
徳川慶喜と渋沢栄一の関係がどう描かれるかにも関心が集まった。
「スケールの大きな作品に育って欲しいです。栄一のかくれんぼが周囲を翻弄する話の流れは、 今後反転して彼が日本を大きく動かすというプロローグっぽい雰囲気でした。 主人公が持つ躍動感や疾走感が幕末~明治維新という時代の変化とどうシンクロしていくかを注目しています。栄一と慶喜の二人の関係性が描かれるドラマは初めて見るので、興味津々。 特に第一線を退いた慶喜の生き様がどうなるか、ならないか注目しています」
「徳川慶喜さんという人は、将軍を辞めた後、カメラマンとして色々な雑誌に掲載する写真を撮っておられましたよね。そして、今に残る渋沢栄一さんの写真は、ほとんど徳川慶喜さんによるモノです。そういえば、ひ孫の徳川慶朝さんは有名なカメラマンでしたね!!」
「小林、北大路、堤、竹中、玉木、草なぎ氏等々超豪華俳優陣にワクワクしてテレビに向かったけど、子役時代だから少し間延び。 最初だから仕方ないか。 吉沢亮はよく知らないけど、大河に抜擢されるくらいだから楽しみにしています。 初回は玉木宏、小林薫氏の存在感が際立った。竹中氏は皆さまおっしゃるとおり『秀吉』と『軍師官兵衛』で2度、秀吉をやっているので、残念ながら徳川斉昭には見えなかった。北大路氏はちょっと使い方がもったいない」
「朝ドラの『あさがきた』が本当に素晴らしいドラマだったので、その脚本家の作品ということで、一層楽しみしていた。渋沢栄一の幼少時代と徳川慶喜の幼少(青年)時代を並行して描くのが面白かったし、上手い。視聴者としては、あまり馴染みのない渋沢のエピばかりでは、ドラマに入り込みづらい。飽きずに大河を楽しむためには、有名どころは必需品だしね。ただ、カイコのCGはいらなかった。ご飯を食べている最中に芋虫を踊らせないでください」
もっともカイコ踊りにはこんな評価の声も。
「栄一が歌うとカイコが踊るCGが斬新でおもしろかった。他局の『モコミ』みたいだ。ああいう子供番組みたいなチャーミングな演出って今までの大河になかったから斬新に思えた」