嘉風・妻の児童虐待
新潮によると、コロナ禍で巣ごもりが増えたためだろう、児童虐待が増えて、昨年は過去最多となったという。全国の警察が児童相談所に通告した件数は、一昨年と比べて8738人増えて10万人を突破した。統計開始以来10万人を超えたのは初めて。
中でも、大相撲の中村親方(元関脇嘉風・38)の3歳上の妻の「子どもたちへの虐待」は、もはや犯罪というしかない。小学校高学年の長女と低学年の長男に対して彼女は、耳をつんざくような声で、「オラあ! 片付けろ、ボケぇ」と怒鳴る。そのうち、虫刺されの薬である「ムヒ」のスポンジヘッドが切れていたことに憤り、長女に、「おまえじゃない? 目ぇに入れたろか」という。長女が懸命に否定すると、「あろうことか、母親は実の娘の目に、ムヒをねじ込んでいたのである」(新潮)。長女は激しい痛みに耐えかねて絶叫した。子どもたちにとっては地獄である。
この様子を映した7分間ほどの動画を新潮は入手したというが、こうした虐待行為は日常的に行われていたようだ。昨年の7月には夫婦げんかで警察官が大挙して嘉風の自宅へ来たこともあった。
これ以降、嘉風は子ども2人を引き取り別居、離婚調停の真っただ中だそうだ。この動画も、そのために嘉風側が証拠として撮ったのであろう。「鬼母」という言葉では生温いと思わせるほどだが、そこに至るまでに夫婦の間で何があったのだろう。それが知りたい。
さて、コロナに対する非常事態宣言はまだ続くようである。もはや非常ではなく常態宣言といいたくなるが、菅政権は、自粛自粛と唱えるだけで、医療崩壊に至らないように手を尽くすという当たり前のことさえできていないと思う。
自分たちの無為無策を隠すために、ワクチンの早期接種を持ち出すが、誰がどこで接種するのか、数は足りるのかなど、基本的なことが決まっていないため、一般人への接種は大幅に遅れるのではないか。
新潮は、立憲民主党の枝野幸男代表や『モーニングショー』(テレ朝系)の玉川徹が「ゼロコロナを目指すべきだ」と主張していることを「たわ言」と斬り捨てている。たしかに、コロナをゼロにすることは理想だがなかなか難しいだろう。自粛生活に倦んできたこともある。春はそこまで来ている。