バレンタインデーを前に、祝日だったきのう11日(2021年2月)、都内の百貨店のバレンタイン特設売り場は、チョコレートを買い求める女性客で例年通りのにぎわいとなった。
「とくダネ!」は東京・新宿の小田急百貨店を取材した。「大変にぎわっていますね。小分けになった商品を手に取る人が多いようです」とディレクター。買い物客らは「会社で配るチョコを買いに来ました」「みんなでつまむより、一つ一つになっているものをあえて選びました」と話していた。
コロナ禍とあって、百貨店側は対策に苦慮している。小田急百貨店はチョコレート売り場の混雑状況を1階のパネルにリアルタイムで表示することで、多くの人がフロアに集中しないようにしているほか、例年より通路を広めに設定している。新宿高島屋はチョコレートの自動販売機を入口付近に設置。西武池袋本店では、オンライン注文したチョコレートを駅のロッカーで受け取ることができるようにした。阪急百貨店うめだ本店は整理券や事前予約制を導入したほか、試食を中止している。
コロナ禍でも続く風習
司会の小倉智昭「チョコレートは今が書き入れ時。売る方は頭が痛いですよね。売り場を密にしないために『今年は義理チョコをやめましょう』と訴えるわけにはいきませんからね」
二木芳人・昭和大客員教授「(コロナであっても)今までの文化や風習を変えるというのは難しい。百貨店も色々工夫しているし、こういうところで大きな声で話したり騒いだりすることもないので、ルールを守って出かけるのは問題ないと思います」
中瀬ゆかり(新潮社出版部部長)「今年はバレンタインデーが日曜日なので、(義理チョコを)会社で配る負担は減ったと思いますが、この時期はチョコレートを買いたくなりますよね」
金子恵美(元国会議員)「私、これを見てバレンタインデーだったということに今気づきました。ご用意してなくて、ごめんなさい」
文
キャンディ| 似顔絵 池田マコト