テレワークなどで都心離れが進む中、人気の街に変化が起きている。
不動産住宅情報サイトが問い合わせが多かった駅名を集計した「首都圏版2021年住みたい街ランキング」では、神奈川県の「本厚木」が初めて1位にランクイン。そのほかにも、埼玉県の「大宮」（2位）や「蕨」（7位）、千葉県の「千葉」（6位）や「柏」（9位）など、東京以外の街が上位にランクインしている。スッキリは、大躍進した「本厚木」をフィーチャーした。
本厚木駅は小田急線の急行で新宿までおよそ1時間。町田駅からJRに乗り換えれば横浜まで40分の位置にある。東名高速や圏央道などもあり、車のアクセスも良い。
駅は8階建ての商業施設が直結し、近くには2つの商店街もある。気になる家賃の相場は1LDKで7万1000円と、2位の大宮（9万円）よりも2万円ほど安い。
オムツの無料配布、中学生まで医療費タダと子育て応援がスゴイ！
何と言っても、その魅力は子育て世代にやさしいこと。厚木市は「子育て環境日本一」を目指している街で、たくさんの子育て支援政策を実施している。例えば、赤ちゃんが生まれると、申請から1年間は紙オムツやおしり拭きなど1か月4500円相当が毎月無料で自宅に届けられる。さらに、幼稚園の教諭や保育士さんへの助成も手厚く、医療費も中学生まで無料だ。
また、自然がすぐそばにあることのもファミリー層には大きな魅力。駅の西側には山並が広がり、森林公園やいちご園などもある。また、南方向に車で30分ほどいけば、江の島がある。街中に公園も多く、駅周辺だけで20か所もあるそうだ。
お笑い芸人の厚切りジェイソンさんは以前の職場が本厚木で、厚木に8年近く住んだ。妻との出会いも、3人の子供が生まれたのも厚木。しかも芸名にある「厚切り」は「厚木」から取ったという。1位になったと聞くと「分かるような気がする。アクセスと自然と、いい具合に全部混ざっている」と納得する。
近藤春菜（お笑いタレント）「新宿まで1時間と言っていましたが、VTR観ていたらわざわざ新宿まで行く必要がないくらいなんでもそろっている。ファミリーにとっては本当に便利なんだろうな」
司会の加藤浩次「どんどんリモートワークが広がれば、みんな首都圏から出てっちゃうかもね」