辞めない森会長に橋下徹「いざとなれば政府が人事介入を。学術会議では批判されたが...」

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   2月3日(2021年)のJOC臨時評議会で「女性が入る会議は時間がかかる」と女性蔑視ととられる発言をした森喜朗組織委員会会長。「必ず追い詰めます」というウィッケンハイザーIOC委員や、「お黙りなさい」というナタリー・ロゾワー欧州議会委員など世界各国からも厳しい声が上がっている。

   都庁への苦情電話は先週金曜時点で500件以上。五輪ボランティア辞退を考えるという人も出ている。森会長の発言翌日の会見も、「逆ギレ」として火に油を注ぐ結果に。しかし、IOCは「森会長は謝罪。決着した」と声明を発表。森会長も辞任を考えていないことを明らかにしている。

組織委中心メンバーが遺留報道に田村淳「代わる人がいない」

   キャスターの立川志らく「若い世代は違うが、男尊女卑が刷り込まれている上の人たちはぽろっと出ちゃう。森会長は『勉強し直します』と謝ればよかった」

   龍崎孝(流通経済大学教授)「オリンピックは単なる競技大会ではなく、平等などの理念を掲げている。国際社会は開催する資格があるのかを見ている」

   橋下徹(弁護士)「非難の仕方も考えなければいけない。『この男を追い詰める』『お黙りなさい』はちょっとちがう。森会長を辞めさせるのであれば、(問題は決着したという)IOCの考え方がダメだと、オリンピックをやめるという覚悟があるかどうか」

   辞任も考えていた森会長だが、組織委員会の中心メンバーから「今やめられたらオリンピック回りません」と慰留されて翻意したという報道も出ている。バッハIOC会長に一目置かれているのも森会長だけだという。

   龍崎孝「スポーツ基本法で強化費を投入してくれるようにしてくれたのが森さん。スポーツ界からは辞めてくれとはいえない」

   田村淳「森さんにかわるナンバー2がいないことも問題。辞任を止めたのが組織委員会の人だとすると、その方の話を聞かなければ」

   橋下徹「今のオリンピックは反対運動も多い。上司部下で動く問題ではなく、長年の人間関係の貸し借りで動く。政府も批判されているが組織委員会の人事権を持っていない。学術会議の時は人事介入と批判されたが、僕はいざという時には政治が口を出すべきと思う」

文   みっちゃん| 似顔絵 池田マコト
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