千代(杉咲花)の新しい喜劇の一座「鶴亀家庭劇」の旗揚げ公演のトリの演目は須賀廼家千之助(星田英利)を主役とする「手違い話」に決まった。
千之助、座長の天海一平(成田凌)以外は新派、歌舞伎、歌劇団の役者で喜劇は未経験の者ばかりで稽古を重ねてもしっくりこない。役者たちの思いがバラバラのまま、舞台の初日を迎える。
一平の不安が的中、千之助が突然のアドリブを始める
鶴亀株式会社の社長・大山(中村鴈治郎)が見ている中で芝居が始まり、順調にすすんでいるように見えるが、当然、観客の笑いはイマイチだった。
すると一平の不安が的中。千之助の企みがあらわになる。
最後の場面、千之助はウケていない観客のことを見てアドリブをはじめる。千代たちは突然のことで驚いていると、客席からは大きな笑いが起きる。
千之助は、千代や高峰ルリ子(明日海りお)を追いかけまわし、石田香里(松本妃代)を蹴りつけ、やりたい放題やってしまう。こうして客席が大爆笑のなか幕を閉じるのだった。(NHK総合あさ8時放送)