東京五輪の可能性を完全に潰した森喜朗・組織委会長 欧米の女子選手が参加ボイコットの可能性も ノルウエーで新型コロナワクチン接種受けた33名が死亡

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皇宮警察幹部の"重婚トラブル"

   ところで、皇宮警察というのは天皇皇后をはじめとする皇室の警護を担い、和歌や茶道などの教養と、高い倫理観を要求されるそうだ。

   だが、文春によれば、そこの幹部で京都護衛署長を務める柴山成一郎(59)に"重婚トラブル"があるというのである。

   柴山と3年ほど前まで一緒に暮らし、柴山が京都へ移ってからも内縁関係が続いていたA子という50代の女性がいる。

   彼女のところにある日突然、「柴山の妻ですが」という電話がかかって来て、「慰謝料を請求します」と告げられたというのだ。驚くのも無理はない。

   彼女と柴山の交際が始まったのは2014年。当時柴山は結婚していたが15年に離婚し、16年には柴山の母親と娘と4人で暮らし始めたという。A子も離婚経験があったので籍は入れなかった。

   昨年3月に柴山が京都へ栄転になり別々に暮らしていたが、毎月東京に帰ってくるたび"自宅"に泊まったという。だが、昨年末に「おせちが食べたい」という柴山のために宅急便で送ったことで"妻"が気付き、電話をかけてきたそうだ。

   柴山は"妻"と一緒に、文春の取材に答えている。

   「ある一定の時期まで、一緒に暮らしていたことがあります。ただ、生活自体もあまり合わないということで、数年前に別れた」

   A子とデートしている時、赤坂御用地に招き入れたこともあるというのだが、それはともかく、A子に隠れて結婚し、東京へ来るたび"自宅"に泊まっていたというのでは、皇宮警察という"品格"を求められる仕事には不適格なこと、いうまでもない。

   先週、現代が報じた「日本の卵が危ない」は反響があったようだ。今週も、鶏の子宮が病変、大量の抗生物質の投与、特売日に合わせた賞味期限の偽装などを追及している。意義のあるテーマだと思う。こういう生活に直結した大テーマは新聞などがやるべきだと思うが、今の新聞は文春、新潮の下請けに成り下がっているから目配りができないのだろう。

   同じ現代が、ノルウエーでワクチン接種を受けた約7万人のうち、副反応を訴えたのが104人、その中で33名が死亡したと報じている。ファイザー社とドイツのビオンテック社のものだという。

   現地報道によると「死亡者全員が75歳以上」だそうだ。ヨーロッパなどでは、65歳以上に対する有効性のデータが少ないため、高齢者への接種を控える動きが出てきている。

   日本では医療従事者の次に高齢者にワクチンを接種するらしいが、拙速にではなく、もう一度データを見直し、順番を考え直した方がいいと思うのだが。

元木 昌彦(もとき・まさひこ)
ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任。講談社を定年後に市民メディア『オーマイニュース』編集長。現在は『インターネット報道協会』代表理事。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)『現代の“見えざる手”』(人間の科学社新社)などがある。

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