きょう5日(2021年2月)の「プレミアムトーク」は、映画監督の西川美和さんがゲストだった。
西川さんが監督した映画「永い言い訳」(2016年公開)で監督助手を務めた広瀬奈々子さんは、西川さんについて「人との関わり方とかスタッフワークは西川監督から一番学んだことのひとつだと思っています」と語る。
特に印象的だったのが、主演・本木雅弘さんへの関わり方だったという。
広瀬さん「(西川さんは)人の懐に入るのがうまい方で、何時間でも本木さんとしゃべっているのはすごく驚きました。本木さんがお芝居に悩まれたり、何かつかみ取るまで延々ずっとお話しされてた」
映画のメイキング映像では、西川さんと本木さんが二人並んで座ってアイスを食べながら、西川さんが演技指導をする場面が。
「うーん...って言いながらできません」(本木さん)「できます!」(西川さん)「はぁ~...」(本木さん)「ここがよかったら泣いちゃうな~、私が監督だったら」(西川さん)「無理!いや~難しいね、これね。難しいね」(本木さん)
「本木さんは監督とたくさん話しながら信頼関係を作っていくタイプ」
博多大吉キャスター「僕は映画の現場とか全く知らないんですけど、あんなにはっきりと『無理』って役者さんが言われる場合もあるんですね」
西川さん「本木さんだけですね。あれが素ですね」
大吉キャスター「あそこから『やろうやろう』という感じで説得していくというか、提案していくんですか」
西川さん「俳優によりますけど、本木さんは監督とコミュニケーションをしっかり取りたい方だったので、その人が何を求めるかに応じてこっちもアプローチを変えてるんですけどね。たくさん話しながら信頼関係を作っていくタイプだったと思います」