兵庫県宝塚市の阪急今津線仁川―小林駅間の電車内で先週金曜(2021年1月29日)午後5時ごろ、高齢の男性乗客がマスクをずらしてスマホで電話し、他の男性乗客に注意されたことに激高、つかみかかり、杖でたたこうともした。「やかましい、あっち行け」「暴力やめて」とやり合い、被害乗客が警察に通報し、高齢男性は兵庫県警宝塚署に暴行の現行犯で逮捕された。73歳、容疑を認めて、翌日釈放された。
車内には乗客が多数いて、現場を撮影した男性は「飛沫が怖かった。非常識だと思いました」と驚きを語った。
飛沫が飛び付着する危険
こうした「マスクはずし電話」は街でよく見かける。きのう3日の東京・新宿で齋藤寿幸リポーターがかぞえると、5時間で25人。ずらして話す人は「お客に声が伝わりにくいので」「しゃべりにくいから」という。日本感染症学会の寺嶋毅医師は「室内では飛沫が飛ぶだけでなく、受話器やタッチパネルにも付着する恐れがある」と指摘する。
高木美保(タレント)「私はずっとマスクして話しても問題を感じない。新幹線内などでも意識の低い人はいて、注意しても変わらないことがあります」
玉川徹(テレビ朝日コメンテーター)「そもそも電車内で電話することからしてダメ。こういうマナー違反は、若者よりむしろ高齢者や我々の世代(中年)が目につく」
司会の羽鳥慎一「コロナで皆さん、デリケートになっていて、トラブルが起きる面もある。注意と配慮が必要です」
文
あっちゃん| 似顔絵 池田マコト