新型コロナウイルスの感染防止策のテレワークだが、直接、顔を合わせないためか、上司と部下のすれ違いが目立っているという。例えば、上司が「顔を合わせて面談したい」というと、部下は「オンラインでも顔を合わせて面談できます。もしかして私を監視したいんですか」と反論。そんな言い争いも出て来る。いい解決策はあるのか。
テレワークで良かったこと、悪かったことについて、NTTコムリサーチによると、良かったことの1位は「業務だけに集中できる」、2位「無駄な会議が減った」、3位「余計な仕事を振られなくなった」。
一方、悪かったことの1位は「話せばすぐ終わることを文章にすると時間がかかる」、2位「すぐ聞きたいことも返事を待つ時間のロスが発生」、3位「仕事に対するモチベーションが下がった」だった。
青木理「仕事は人間くさいい営み。なくなると寂しい」
板倉朋希アナ「玉川さんはテレワークが大変いいといっていますが」
玉川徹(テレビ朝日コメンテーター)「テレワーク、大好きです。緊急事態宣言が解除されても残してほしいですね。体調が悪い時でも家で仕事ができますからね」
司会の羽鳥慎一「残す選択肢、ありと思いますね」
青木理(ジャーナリスト)「テレワークになると、評価軸が変わると思います。酒を飲むとか、付き合いがいいとか、座持ちがいいとか評価されていましたが、今後は仕事を純粋に評価されることになるかも知れませんね。ただ仕事は、人間同士の人間くさい営みじゃないですか。それがなくなると寂しいかな、というのが正直なところ」
板倉アナ「これまでは成果、報連相、人柄で主に評価されていましたが、テレワークによって、人事評価に影響が出てきているといわれています」
経営コンサルタントの横山信弘さんは「人柄について直接に合わないので評価しづらいといわれるが、リモートの会議や打ち合わせでの積極性で人柄を評価してみては」と言っている。
玉川「今までは、会社員は毎日会社に行くこと自体が評価されていた。そんなことは合理性がないですよね。そういう面はいらなくていいんじゃないか」