音声版ツイッター「Clubhouse」が人気急上昇? 芸能人とも話せる?夢のようなSNSだが「中毒」に注意

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   アメリカ発祥のSNSアプリ「Clubhouse」の人気が急上昇している。音声のみでやりとりできるのが特徴で、「音声版ツイッター」とも呼ばれている。好きなテーマで不特定多数の人と会話したり、ラジオのように聞いたりできる。

   インストールできるのは、iPhoneユーザーで18歳以上の人。実名で登録する。また、招待制なので、別のユーザーからの招待がないと参加できない。フリマアプリで招待権が売買されるなどの問題も起きているが、そういった場合は規約違反として削除される。

   トークルームは「誰でもOK」「フォロワーのみ」「主催者から選ばれた人のみ」の3種類。ルーム内は「話し手」と「聞き手」に別れているが、挙手ボタンを押せば、聞き手も話し手に立候補でき、承認がもらえれば話し手に回ることができる。

電話番号悪用される? 知らずに会話が録音される危険も...

   トークテーマは様々だ。「みんなで相談しながら夕飯作れる部屋」「人事が思う人事がすごい会社」「誰か一緒に曲作る?」「旅に出られない今だから旅について話そう」「Practice your Spanish(スペイン語を練習しよう)」などなど。

   また、運が良ければ芸能人や著名人と話すチャンスもあるかもしれない。実際、ユーザーの女子大生はメンタリストのDaiGoさんに「コロナで大学に行けず、友達ができない」という悩みを相談、アドバイスをもらったそうだ。

   ライブ配信サービス「SHOWROOM」の前田裕二代表は、「Clubhouse」の魅力の1つとして「誹謗中傷が少なくなること」を挙げた。「ポイントは聞いている人がコメントを書けないこと。ルーム内で誹謗中傷をしようと思ったら、自分が話す側に回らないといけない。自分の実名と電話番号もくっついているので、アカウントの価値を下げるような行動を取るモチベーションが起きないと思います」と言うのだ。

   もちろん、注意点もある。ITジャーナリストの三上洋さんは「電話番号が悪用される可能性があるので、知らない人の招待は受けないこと」「会話がICレコーダーなどで録音されて流出する可能性もあるので、話す内容に注意すること」「中毒性があり依存症になる可能性があるので時間を決めた方が良い」とアドバイスをした。

   ロバート・キャンベル(東京大学名誉教授)「アメリカの話ですが、1つのルームに20日間いた、というのが最長らしいです」

   近藤春菜(お笑い芸人)「えーーー!?」

   前田「僕が1番怖いと思うのは、消し忘れや、自分が話者になっていることを気づかずにそのまま過ごしてしまうこと。そういうのが結構起こりやすい設計になっているんです」

文   ピノコ| 似顔絵 池田マコト
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