4年ぶりドラマ復帰となる菅野美穂(43)が、今を時めく浜辺美波(21)とトモダチ母娘。脚本はあの"恋愛の神様"北川悦吏子...。と鳴り物入りでスタートした日本テレビ系ラブコメディー「ウチの娘は、彼氏が出来ない!!」の評価が芳しくない。
ネットでは「主演級の俳優をこれだけそろえたのに全然面白くない」「オタクやメンタルに悩む人をバカにしている」「現実離れのあり得ない設定で共感できない」とガッカリした人が多い。視聴率も初回こそ10.3%とまあまあだったが、2話8.8%、3話8.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と急降下だ。
「恋をしないと成長できない」とかタワマン住民に言われたくない
北川悦吏子氏といえば、「愛していると言ってくれ」(豊川悦司・常盤貴子)、「ロングバケーション」(木村拓哉・山口智子)、「ビューティフルライフ」(木村拓哉・常盤貴子・水野美紀・渡部篤郎)などの恋愛ドラマで大ヒットを連発。NHK連続テレビ小説「半分、青い。」も手掛けた大御所的存在だ。
「ウチの娘は、彼氏が出来ない!!」は、売れっ子恋愛小説家だったシングルマザーの碧(あおい・菅野美穂)が恋愛小説を書けなくなる。碧の悩みの種は20歳の一人娘・空(そら・浜辺美波)が筋金入りのオタク、漫画やコスプレに夢中で彼氏ができないこと。書くことに自信を失った碧に、空は「私が恋をする。オタクで腐女子が恋をしたら面白くないか。それを書けばいい」と提案。
そのトモダチ母娘が、同じイケメンの整体師・渉(わたる・東啓介)に一目ぼれしたり、チャラ男の光(ひかる・岡田健史)が空を追いかけたり、碧が幼馴染のゴンちゃん(沢村一樹)とデートしたり...と、ハチャメチャのラブコメが展開するのだが......。ネット上では、売れない作家のはずの碧が東京・港区のトンデモない豪華なマンションに住み、「オタクだから恋愛できない」とオタクをバカにするような設定などに批判が集まっている。
ネットでの声を拾うと――。
「『恋をすることでしか成長できない』とか、ホントに余計なお世話。ブランド服着て、港区に住んで、毎晩外食に行っているような人たちの色恋沙汰を見せられてもねえ...。こちとらそんな暇も金もないので共感できないのですよ」