肩を触れ合うほど「密」な自民党コロナ対策部会 感染防止対策が必要なのは国会議員だ!

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   「喜劇的ですよね」(中瀬ゆかり・新潮社出版部長)、「コントみたいだなあ」(河崎環・コラムニスト)と、コメンテーターたちが苦笑したのは、19日(2021年1月)に開かれた自民党コロナ対策部会の会合映像だ。

   100人ほどの出席議員たちは、一応はマスクやフェイスシールドを着用しているのだが、隣とは肩が触れ合うほど密着していて、テーブルをはさんだ対面も1メートルほどしか離れていない。そこで声を上げ、議論している。前日に出席していた議員が感染していたと報告されても、では「きょうは解散しましょう」とか「離れましょう」とはならない。

   参院予算委員会で、「(政府・与党は)テレワークや7割出勤減を呼びかけていながら、自分たちが破っている」と追及されたが、その委員会も本会議場も議員たちは「密」で、大声でやり合っている。コロナ対策を話し合う場が、もっとも感染の危険が大きいというのだから、なるほど、「喜劇的」「コント」である。

   昭和大医学部の二木芳人・客員教授は「私だったら参加したくありません。CO2モニターで測ってみると、いいサンプルが取れるかもしれませんね」と皮肉る。

   金曜スペシャルキャスターのカズレーザー「議場は『密』が避けられないとしても、部会は対策が取れるはずです。本気で『密』を避けようと注意が働く人がいないんでしょうね」

   危機感がないから東京・銀座の高級クラブをはしごするし、大人数で会食をするのだろう。山田秀雄(弁護士)は「範になるべき彼らがやっていないのですから、国民に向けたメッセージも説得力がありませんよね」

一般国民より高い国会議員の感染率

   緊急事態宣言が出ている時だからこそ、国会議員はテレワークや7割出勤減でなく、不眠不休で働いてもらわなければならないのだが、衆院465人、参院245人の中から感染者9人というのは、一般国民と比べてかなり多い。 感染防止を徹底せずに入院や自宅療養なんていうのは、無責任・無自覚と言われても仕方ないだろう。

文   カズキ| 似顔絵 池田マコト
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