給食で「黙食」続ける小学生たちが"会食政治家"へ疑問ぶつける、国会で紹介

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   菅義偉首相のステーキ会食、石破茂・元自民党幹事長の高級ふぐ会食、松本純・自民党国対委員長代理の銀座クラブ飲み歩き――新型コロナの感染拡大で外出自粛が求められているにもかかわらず、会食がやめられない国会議員に対し、子どもたちが怒っている。今月25日(2021年1月)の国会ではある小学6年生の声が取り上げられ、話題となっている。

   衆院予算委員会で立憲民主党の岡本章子議員が「先日、学生との意見交換の場で、『小学6年生の弟がどうしても大人に言いたい』という意見を出されました」と紹介した。「小学校最後の学年だけど、給食の時もコロナ感染防止のため、クラスで全員が前を向いたまま黙って給食を食べなければいけない。卒業の年の大切な時なのに、コロナのために一生懸命我慢をしているのに、大人はどうして楽しくご飯を食べていいのか。大人こそ守ってほしい」。

菅首相も平謝り

   これを聞いた菅首相は「大変申し訳ない思いでいっぱいです。これから先、安心して生活できる日常を取り戻すことができるように頑張っていきたいと思います」と平謝りだった。

   今、小学生たちはどうやって給食を食べているのか。「グッとラック!」はきのう28日(2021年1月)、埼玉県新座市の池田小学校を取材した。児童たちは一人ずつ透明な仕切りで覆われた机に座り、みんなが同じ方向を向いて一言も話さず食べていた。「本来なら楽しく食べさせたいので班にするのですが、一人一人静かに食べるという状態をほぼ1年間続けている状況ですね」と川南真一校長。6年生の女子は「おいしいけどつまらない」と話していた。

   同小学校や民間学童で「会食政治家」について聞くと、「自分たちで(ルールを)守れと言っているのに、守れなかったら意味がない」(6年男子)、「こんな時期なのに、外で銀座のクラブとか会食を楽しんで遊んでいるのは(国民を)悲しませるというか怒らせると思う」(6年女子)とあきれていた。

   キャスターの立川志らく「どっちが大人かわかりません。松本議員は学校に行って給食を見学し、子どもたちの質問を受ければいいんですよ」

   タレントの上地雄輔「改めて、選挙って大事だなと思いました」

   メインコメンテーターの田村淳「選挙の時にはみんなニコニコして頭下げて訴えるから、これを覚えておかないといけないですよね」

文   キャンディ| 似顔絵 池田マコト
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