「不織布マスク警察」が怖い! シルクマスクやウレタンマスクがターゲットに、売り上げ10分の1の会社も

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   新型コロナの感染防止に効果の高い不織布マスクを着けていない人に対し、注意をしたり文句を言ったりする「不織布マスク警察」の影響で、売り上げが10分の1にまで落ち込んだ会社がある。昨年7月(2020年)、藤井聡太二冠が対局の際に着けていたシルクのマスクでブレイクした、福井県の「小杉織物」だ。

   藤井二冠が着用したことで話題となり、一時は生産が追い付かないほどの売れ行きだったが、不織布マスク以外はNGの場所が増え、不織布マスク警察が出没するようになり、キャンセルが相次いでいる。毎日30~40枚の返品があり、これまでに計約1000枚が送り返されてきた。「感染対策の効果が低いマスクを売るな」といったクレームの電話もかかってくるという。

   しかし、実は小杉織物のシルクのマスクは生地の間に不織布シートが2枚入っている。小杉秀則代表は「うちのマスクは飛沫を防ぐ効果は非常に高いが、見た目は普通の布マスクと一緒なので、不織布マスク警察のターゲットになってしまう。非常に困っています。残念で腹立たしい」と話していた。

"ダブルマスク"で自衛する人も

   きのう27日(2021年1月)に「グッとラック!」が東京・渋谷を取材すると、多く目についたのがウレタンマスクの上に不織布マスクを着けるなど、"ダブルマスク"の人々。不織布マスクでは肌が荒れてしまうという30代の女性は、ウレタンマスクの上に不織布マスク姿で「不織布マスク警察さんというのがいるということで、怖いので」と話していた。

   バイオリニストの木嶋真優「不織布マスク警察という人たちが出てきて、その人たちが怖いから世論が変わっていくというのは怖いですね」

   髙橋知典弁護士「アベノマスクの時代が懐かしいですね。今あれを着けていたら、めちゃくちゃ怒られますよ」

   司会の国山ハセン「最近は、カラー不織布マスクというのも発売されています。17色もバリエーションがあるそうです」

   キャスターの立川志らく「不織布マスク警察というのを撲滅する方に力を入れた方がいいと思いますけどね」

文   キャンディ| 似顔絵 池田マコト
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