女優でタレントの井上和香さん(40)が「モーニングショー」にリモート出演。新型コロナウイルスに感染し、その後の自宅療養中に夫と5歳の娘も感染してしまった経験を語った。司会の羽鳥慎一は「井上さんは自宅療養中に容体が急変。そして、対策をしっかりとっていたものの感染が家族全員に広がってしまったということです」と紹介した。
井上さんが異変を感じたのは12月27日(2020年)の午後11時ころ。突然の寒気に襲われ、市販の風邪薬を飲んだが4時間後に40度近い発熱があった。「午後10時までは元気だったのに、突然、嘘のような震え方をするくらいの悪寒がしてきた。節々が痛いとかそんなものではなく、全身が痛くて朝まで眠れなかった」と振り返る。
翌朝に受けたPCR検査でコロナ陽性が判明。症状としては軽症に分類されたので、5歳の娘がいることもあり自宅療養を選択した。その後、頼みの綱だった夫も陽性が判明する。娘だけは陰性だった。「娘を姉に預けることも考えたが、子育て経験のない姉に面倒見てもらうのも大変だし、申し訳ないと思い断念した」と話す。
感染防止と子育て、どう両立すればいいのか
倦怠感やせき、たんや息苦しさなどの症状が急に表れ、徐々に症状が悪化していく中、井上さんが感じたのが自宅療養になった場合の子育てと家庭内感染防止の両立の難しさだ。
「5歳の娘はコロナのことをちゃんと理解できていないので、離そうとするほど私のそばに来てしまう。何度も注意して語気が荒くなってしまい、泣きそうになっている娘を見ていると本当に申し訳なく思った」
できる限りの対策をしたが、結局娘も数日後に感染してしまう。
今は家族全員が回復したというが、井上さんには息苦しさや息切れ、たまに咳が止まらなくなるなどの症状は残ったままだという。 視聴者から「今、『あれをやっておけばよかった』と考えることはありますか?」という質問を受けた井上さん。「食事を大皿で出してしまっていたり、子どもに私のお箸で切ったものを食べさせたりしたことです。1回目の緊急事態宣言が出た時はきれいにお箸を分けて菜箸も出していたのに、途中でちょっと気が緩んでしまった。そこが感染源だったのかなと後悔があります」と回答した。