何やってんの? 旭川の大学病院でゴタゴタ! コロナ患者受け入れ巡り学長が病院長を解任

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   去年(2020年)2つの病院で新型コロナウイルスのクラスター(集団感染)が発生した北海道旭川市にある旭川医科大学病院で、患者を受け入れるかどうかに端を発した病院長と学長の対立が表面化、病院長が解任される騒ぎとなった。

   旭川市内の吉田病院でクラスターが発した際、同大学病院の古川博之病院長が吉田晃敏学長に軽症患者1人の受け入れを提案したが、学長は「受け入れるなら病院長を辞めろ」と拒否した。学長によると、市の幹部から同大学病院は重症患者のための最後の砦だからと軽症患者の受け入れを止められたという。

   この間、学長は学内の会議で「コロナを完全になくすためには、あの病院(吉田病院)が完全になくなるしかない」と発言したとされるテープが流出した。

専門医「現場の士気が下がります」

   学長はきのう26日(2021年1月)、「吉田病院のコロナはなくならなければならないとの趣旨だった。言葉が不適当だった」と言い訳し、その場で古川病院長を解任したことを公表した。大学はこの情報漏洩を解任理由にし、古川氏は「解任は地域医療をないがしろにするもの」と反論する。文科省が事実関係を調査中。同大学病院は現在はコロナ患者の受け入れを開始している。

   宮崎哲弥(評論家)「全国の公立・公的病院の80%近くがコロナ患者を受け入れている。旭川医科大学病院の措置は疑問だ」

   司会の加藤浩次「学内に前から軋轢があったのか。権力争いがあるのか」

   日本感染症学会専門医の佐藤昭裕医師は「もともと対立があったと考えるのが自然だ。現場の士気が下がる」と指摘した。なにやってんだ、というのが市民の気持ちだろう。

文   あっちゃん| 似顔絵 池田マコト
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