光秀は生き延びて、平和を導く「麒麟」になるのか?
さて、あと2回、どんな展開になるのか。明智光秀には古来、山崎の戦を生き延びて、家康の腹心だった僧・天海になり、江戸幕府の創業に貢献したという説があるが......。
「色々な伏線が張られていますね。その回収は本能寺の変ですが、最後の背中の一押しが、帰蝶の発言なのでしょうか。伏線の中で、秀吉黒幕はなくなった感じです。平蜘蛛同様、天皇との密会がバレたのも秀吉からでしょう。秀吉はずっと光秀を見張っていて、光秀が本能寺に向かった時点で、密偵は秀吉に知らせるべく走ったのではないでしょうか。そうすれば、中国大返しも理解出来る」
「信長の言うように家康が弱虫で、やむなく信長に従ったとしても、自分の正室と嫡男を殺されたら、恨みを抱いても不思議じゃないよね。結果として、自分ができなかったことを、光秀が代わりにやってくれたんだから、ある意味、恩人だ。光秀の重臣斉藤利三の娘を自分の孫の乳母(春日局)にしたのもうなずける話だ。ガラシャの自害事件は関ヶ原の勝敗に少なからず影響しているし、結構光秀は家康に良いアシストしている」
「このドラマでは光秀は、常に誰かに仕えていた。もしかしたら最後に家康に仕えるのではないかな?天海になって人生を全うしたストーリーになる可能性はないかな?そう、麒麟とは最後に家康に助けてもらい、己本人が日本を平和に導く麒麟だったなら最高によい展開だけどね」
「帝とのやり取り。『信長はどうか?』。月は帝も見上げる天の海にいる存在。誰も見た事のないという生き物、麒麟。『十兵衛ならソレを呼んでこれるやもしれぬ...』。義昭との再会も海の上。『海の近くに住むとラチのない夢ばかりみる』...。家康との密会も海。ここにきて天の月と海が大活躍。やはり、麒麟は『天の海』にいる?光秀は天海になる?」
「駒がなぜ最後まで出続けるのか。駒が持っている何でも効く薬。あの薬で光秀が助かるといいが...」
(テレビウォッチ編集部)