「麒麟がくる」衝撃のラストへ!「本能寺の変始動スイッチを入れるのは帰蝶だ」「光秀は生き延びて家康の腹心になる?」「こんなに切ない信長見たことない」

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母に愛されず狂気の落ちた信長、愛されて真っ直ぐ育った光秀

   「このドラマでは、信長の狂気の原点が、両親、特に母親の愛情に飢えていた事にあったという風に描かれていて、私もリアルだなと思いました。一方の光秀は、あの愛情深い母上に育てられて...なるほど、だから真っ直ぐに育ったのか...人間、いつの時代も育つ環境が大事だなぁと。しかし、信長の狂気が徐々に育っていく過程を、もう少し帰蝶との絡みを交えて見たかったなと思いますね。道三、光秀、信長、帰蝶の関係性が作品の肝なら、やはり駒より帰蝶をもっと出すべきだったかな、と。色々事情があって仕方なかったのかもしれませんが、惜しいですね」

   「この信長はとても腑に落ちる。今までで一番自分が持つ彼のイメージに近くて目が離せない。実際周りが恐怖していたのは確かだと思うが、今作みたいに周り中がけしかけた設定だと本能寺後の光秀の孤立の原因をどう描くのか興味深い。手紙を見てもわかるけれど信長は秀吉の妻おねには優しかった。彼女にも心許せる母性を感じていたんだろうなぁ...と思う。信じている者には優しい。でも一旦不信感が生まれると雪だるま式に拗らせる。よっぽどの事がないとその不信は解けない。こういうタイプいるよね」

   「憎しみも愛の裏返し。あんなに尊敬していた信長の豹変にとうとう愛想を尽かしてしまった光秀。信長に引導を渡すのは自分しかいないと思ったのも頷ける」

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