<相棒 season19/第14話「忘れもの」>(テレビ朝日系1月27日水曜放送)
特命係の警部・杉下が行きつけの小料理屋の女将・小出茉梨は忘れ物をした客を追いかけると、高校の同級生・中迫だったが、強引に連れ去られ......

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   ある雨の夜、警視庁特命係の警部・杉下右京(水谷豊)と巡査・冠城亘(反町隆史)が行きつけの小料理屋「こてまり」で飲んでいると、一見客の男(宮川一朗太)が雨宿りのために入ってきた。男が店を出た後、ハンカチを忘れていることに気づいた女将・小出茉梨(森口瑤子)は、ハンカチを手に雨の中を追いかけた。

   大通りに出てようやく追いついた小出は、男が高校時代の同級生・中迫俊也だと気づいた。再会を喜んだものも束の間、中迫は切迫した様子でタクシーを停めると、「一緒に来てくれ」と小出の手をつかんで強引にタクシーに乗せ、その場から連れ去ってしまう。

   杉下への好奇心から「こてまり」の様子を窺っていたサイバーセキュリティー対策本部の巡査部長・青木年男(浅利陽介)が、タクシーに乗り込む2人を偶然にも目撃していた。

中迫の逃避行を女将は手助けしようと決意する

   中迫は税理士で、顧問を務める企業とつながりがある暴力団の不正を暴こうとしたため命を狙われていると打ち明ける。小出は「今夜一晩逃げきれば......」と逃避行を続ける中迫の手助けを決意するが、追跡者の魔の手はすぐそばに迫っていた。

   そのころ、小出に店番を頼まれて店に残っていた杉下と冠城は「小手鞠(小出の芸者時代の芸名)さんが戻らないのには、何か事情がありそうですねえ」と異変を察し、彼女の捜索を始める。そこに現れた青木は、杉下に2人を目撃したことを告げ、「訳ありなのでは?」とうそぶくのだった。

   一方、ビルの谷間のゴミ置き場で、激しく暴行された末に身体中をめった刺しにされたサラリーマン風の男の遺体が発見された。臨場した警視庁捜査一課の巡査部長・伊丹憲一(川原和久)らは、一目で「素人の手口じゃねえなあ」と見抜く。やがて、この殺人事件と中迫を追っている暴力団の関連が明らかになる。

   杉下と冠城は、小出が持ち歩いていた手提げ袋だけを手掛かりに、逃げる2人と殺人さえいとわない追跡者の後を辿っていく。そして、組織犯罪対策部の警視・角田六郎(山西惇)らの協力を得て探索を進めると、一連の事件の背後に隠された驚くべき真相が浮かび上がってくる......。(よる9時放送)

                                                        

寒山 

     
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