今、小学生の女子たちの間でベストセラーとなっている「かわいいのルール」という本をご存知だろうか。内面から素敵な女子になるためのしぐさや言葉遣いが漫画で描かれているマナー本で、書店やインターネット上で売り切れが続出。現在、急きょ重版中だという。
「自分をもっと好きになる【ハピかわ】かわいいのルール」(池田書店)は、大人との話し方や友だち関係の築き方など、内面からかわいくなる方法を漫画やイラストで紹介している実用書だ。
たとえば、「転校生と初めて話す時はどう話しかけるか」というテーマでは「星座や血液型、誕生日などを聞く」「芸能人だと誰が好きかを聞く」「読んでいる本など、相手の好きなことや得意なことを聞く」「『そのピン、かわいいね』など相手の持ち物に注目する」といった具合に細かく解説している。
この会話テクニックを参考にしたという都内の小学4年生の女子は「初めてクラスが一緒になった子が"鬼滅"のものを持っていたので、『鬼滅好きなの?』って聞いたら友だちになれました」と話していた。
このほか、「友だちが元気がないときはどう声をかけるか」「友だちからの悪い誘いを断る時は何と言えばいいか」などさまざまなシチュエーションに応じた振る舞い方が書かれている。
小学生女子は「小さな大人」
池田書店編集部の担当者は「私たちは小学生女子を『小さな大人』と考えています。大人が悩んでいることに近い悩みを抱えているので、それを踏まえて制作しました」と話していた。
モデルのアンミカ「共感しました。実社会でも使えますね」
メインコメンテーターの田村淳「(この本は)知らなかったなあ」
司会の国山ハセン「女の子に大人気ということですが、大人でも参考になることが結構ありましたね」
今の女子小学生社会は、このようなマニュアルがないと友だちと仲良くできないほど複雑だということか。