コロナ禍で"締めのラーメン"激減 のびる、こぼれるでテイクアウトも低迷

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   コロナ禍で多くの飲食店が苦境に立たされているなか、特に悲鳴を上げているのがラーメン店だ。人気店も軒並み赤字に陥り、昨年(2020年)の倒産件数は過去最多の50件近くにのぼった。きょう22日(2021年1月)の「グッとラック!」は、ラーメン業界の実情を特集した。

   東京・三鷹の老舗ラーメン店「味の彩華」は今月末(2021年1月)での閉店を決めた。昨年8月(2020年)から5カ月分の家賃や光熱費計約200万円を滞納しており、店主の木村浩敬さん(74)は「ずっと赤字ですよ。先行きが見えていれば、そこまで頑張ろうよと自分にも言えた気がしますが、先が見えていないので(閉店を)決断せざるを得なかった」と話していた。

   ラーメン業界が特に低迷する理由について、東京・渋谷で「鬼そば藤谷」を経営する芸人の「HEY!たくちゃん」は「(飲んだ後の)締めのラーメンがなくなって厳しくなったことと、外国人観光客が来なくなったこと」と話す。また、麺がのびる、スープがこぼれるなどの理由でテイクアウトの需要が少ないことも影響しているといい、「(ラーメンの)デリバリー系は全部やっていますが、なかなか(注文は)来ないですね」。

伸びにくい麺を開発した店も

   一方、東京・池袋の「豚ラーメン榊」はラーメンデリバリーが人気だ。吉岡宏純代表は「オリジナルの製法で伸びにくい麺を開発しました。だいたい1日200杯以上は出ています」。スープがこぼれにくく保温性の高い容器を使用しており、作ってから40分経っても温かいという。

   キャスターの立川志らく「締めのラーメンがなくなったとか、デリバリーが難しいとか、理由を聞けばなるほどと思いますね。ラーメン店は小さいところが多いから、みんな(密を)気にしてしまうということもありますね」

   モデルのアンミカ「競争が激しくて家賃が高いところにお店を出している人もいるだろうし、大変ですね」

   司会の国山ハセン「朝ラーメンというのもあるそうです。危機を乗り越えようといろんなアイデアが生まれているようです」

文   キャンディ| 似顔絵 池田マコト
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