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女性同士の「強制わいせつ」疑惑

   ラブリ(31)という人気モデルがいる。女性ファッション誌『JJ』の専属モデルの後、詩や音楽を発表するアーティストとしても活躍しているという。結婚していて、弟はEXILEの白濱亜嵐。

   最近では、「選挙の投票の呼びかけや動物愛護活動についてSNSで発信し、インスタグラムで約50万人のフォロワーを持つ"社会派インフルエンサー"」(文春)。その彼女が仕事を一緒にするはずだったAという女性に「強制わいせつ」を行ったとして訴えられ、現在、和歌山地検が捜査中だというのである。

   仕事をするなら仲良くなったほうがいいというので、2019年5月2日に5人で和歌山県白浜に1泊2日旅行をしたそうだ。

   酒を飲み、同室だったA子がベットで休んでいると、ラブリが入ってきた。

   「ラブリさんは『すごく舐めたいの』と言って私のジャンパースカートをめくり、パンツを脱がせました。反応する間もなく私の股間に顔をうずめ、陰部を舐め始めたのです」(A子)

   驚いた彼女は、「男の子が好きなので、女の子は無理なんです」と何度も拒否したが、ラブリは「女の子も気持ちいいよ」と押し倒し続けたというのだ。

   「抵抗し続けていると、ラブリさんは『うるさい』ときつい口調で言い放ちました。驚いて動けなくなると、指を陰部に挿入し、がしゃがしゃと動かし始めたのです。午前6時40分頃、ようやく解放されました」(同)

   その後、「重度のPTSD(心的外傷後ストレス)」のため、道端で倒れるなどしたため、会社を辞めたという。

   性的暴力被害者を応援するNPOなどに相談して、和歌山県警白浜警察署に被害届と告訴状を出した。ラブリは事情聴取を受け、彼女の弁護士から示談がもちかけられたが、断ったという。A子はこういっている。

   「女同士でも性被害は起こり得るのだということを世の中に知ってもらいたかった。私以外にも同性から性被害を受けた人がいるなら、勇気を出して声を上げて欲しいです」

   17年に改正された刑法では、強姦罪が強制性交罪に変更され、男から男への強制性交の被害が認められた。 「女性同士では性交にならないので、強制わいせつ罪が適用されます」(アトム法律事務所の川崎聡介弁護士)

   同性に犯されたというのはなかなかいい難いものだろうが、これからはこうしたケースで訴訟になることが増えてくるのかもしれない。そういう意味では、今回のこのラブリケースを注目したい。

元木 昌彦(もとき・まさひこ)
ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任。講談社を定年後に市民メディア『オーマイニュース』編集長。現在は『インターネット報道協会』代表理事。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)『現代の“見えざる手”』(人間の科学社新社)などがある。

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