脳梗塞で救急搬送された「爆笑問題」の田中は新型コロナの後遺症だったのか?

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   前大脳動脈解離によるくも膜下出血・脳梗塞で救急搬送された「爆笑問題」の田中裕二は、新型コロナウイルス感染の後遺症だったのか。田中は昨年8月(2020年)に感染して2週間ほど入院したが、司会の小倉智昭は「きのう夜(2021年1月20日)、心配な一報が入ってきました。専門のお医者様にも聞いていきたいと思います」と番組冒頭で取り上げた。

   リモート出演した東京女子医科大の清水俊彦客員教授はこう解説した。「ウイルス感染症の後に、脳の血管の末梢のトラブルが起こることはよく知られたことです。たとえば、髄膜炎の後に動脈りゅうができたり、血管の損傷が起こったりして、数か月たって(田中のような)症状が出てくることがあります。

   コロナウイルスに関してはまだまだ分からないことが多いんですが、一部では、血管の損傷が起こると言われていますので、弱くなった脳血管の膜が裂けて、くも膜下出血と脳梗塞を起こした可能性は否定できません」

   新型コロナの後遺症であることが濃厚というわけだ。

入院先がなかなか決まらなかった

   また、田中は妻の山口もえの119番通報で救急搬送されたが、入院先がなかなか決まらなかった。立本信吾アナは「所属事務所によりますと、病院がすぐに見つからず、少し時間がかかったということです。コロナと関係あるかどうかわかりませんけれど......」と伝えた。

   新型コロナ重症者対応に追われ、病院の一般患者受け入れができにくくなっているが、小倉は「たらい回しという言葉も浮かびます」と、ゲスト解説の昭和大医学部の二木芳人教授に聞く。「コロナでこういうところに影響が広がると、(手遅れになって)もう少し早ければということになりかねません。田中さんは運が良かったのでしょう」

   所属事務所は「1週間程度入院して、1か月程度休養する」としている。

文   カズキ| 似顔絵 池田マコト
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