きょう20日(2021年1月)のあさイチは「コロナから"学び"を守ろう!」がテーマだった。
コロナによる収入減で、教育費を削らざるを得なくなったり、大学受験が難しくなったりと、子供が学ぶ機会に深刻な影響が及んでいる。
森田洋平アナ「経済的に厳しい状況に置かれている子供たちの学びを守るために、周囲の大人たちができることも、実はいろいろあるんです」
「ほしい物リスト」機能を利用、寄付された食料を配布する無料塾も
東京・中野区の学習室で日曜日に開かれている無料塾「中野よもぎ塾」では、高校受験を目指す中学生25人に、大学生や社会人などのボランティアが勉強を教えている。
代表の大西桃子さんは6年前に無料塾を立ち上げ、寄付金で運営してきた。新型コロナウイルスの感染が拡大した2020年3月から、新たに食料の無料配布も始めた。
大西さん「給食以外にご飯を食べる機会がかなり少ない子がいて、部活が終わって帰ってきてもおにぎり1個しか買えないという状態で過ごしていたりする。やっぱり体が大きくならないし、勉強していても頭が働かないということがあるので、食事だけは困らないようにと思っています」
缶詰やのり、米、パスタなど、配布する食料はすべて寄付で集まったものだ。大西さんは通販サイト「Amazon」の「ほしい物リスト」機能を利用し、今必要なものとその数を公開。そのページを見た人が普段ネット通販で買い物するのと同じ要領で購入すれば、品物は寄付を希望している人の元に届く。
大西さん「SNSで『ほしい物リストアップしました』と言うと、だいたい数時間くらいで埋まってしまう。ファンがいらっしゃるので、競争のようにみんなが寄付をしてくださいます。東京にいなくても寄付してくださる方や、外国の方が送ってくださったこともありました」
支援する時は住所設定に注意! 森田アナ「私も自宅にお米が届いちゃった」
森田アナ「紹介した無料塾以外にも、子供食堂などにも支援ができるようになっています。NHKなので具体的な企業名を挙げるかどうか迷ったんですが、支援する側にも支援される側にも非常にメリットが多いのでご紹介します」
子供の学びを応援したいという人は、Amazon「みんなで応援」プログラムの「教育・児童」カテゴリーから、支援したい団体を選択して「ほしい物リスト」から寄付したいものを購入する。ひとつから寄付できる。注意点は、Amazonのトップページからだと見つからないので、別の検索サイトで「Amazon『みんなで応援』プログラム」を検索するとサイトが出てくるという。
ゲストの金子「素晴らしいですね。寄付する側もちゃんと届けた相手がわかるじゃないですか。もらう方もほしい物をいただける。WIN-WINですね」
森田アナ「注意点がありまして、私も支援したんですが、なぜか数日後私の家にお米が届いちゃったんです。基本設定で自分の住所が選択されているので、送りたい団体の住所をきっちりと選択してクリックすることを必ず忘れないようにしてください」
博多大吉キャスター「今までは募金するけど、どこに行くのかな?って不安も正直あったので、こうやってピンポイントで応援できるのは本当にいい仕組みですね。ほしい物があっという間に埋まっちゃうって、すごくいい話というか、いい人いっぱいいるんだなって」
森田アナ「学習支援団体に聞いたところ、最近寄付が増えていて、コロナ禍でむしろ人の優しさが増していると感じると話していたんです。最近ニュースだとギスギスした話を聞くことも多いですが、実は見えないところで人の善意って盛り上がっているところもあるんですよね」
ピコ花子