東北道ホワイトアウト事故の恐怖! 一帯は広大な田園なのに「想定以上」のなぜ?

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   きのう19日(2021年1月)正午過ぎ、宮城県大崎市の東北自動車道で1キロにわたり車140台を巻き込む多重事故が起きた。あたりがまっ白になるホワイトアウトが原因と見られるが、晴れていて積雪も10センチ程度の現場で何があったのか。

   現場で立ち往生した男性ドライバーは「アッと思ったらまっ白だった」、近くを車で走っていた男性は「1分か2分前から前が見えないような暴風が吹くタイミングがあった」と語る。気象予報士の松並健治は「東北地方でも風が強まりやすい地域で、悪条件が重なった」と分析した。

最高速度50キロ制限かけてはいたが...

   松並によると、宮城県北部のここ一帯は山が低いために西寄りの風が抜けてしまい、風が強まるポインがあるという。きのう正午に10センチだった付近の積雪が、1時間後の午後1時には6センチに急減しており、4センチ分が強風で飛んでホワイトアウトを引き起こした可能性が高い。

   NEXCO東日本は雪のため最高速度を50キロに制限していたが、強風による通行止めまではかけていなかった。交通事故鑑定人の中島博史さんは「おそらく想定以上の状況だったのだろう」と推測する。

   司会の加藤浩次「ホワイトアウトの中では止まっても後続車とぶつかる可能性がある。どうしたらいいのか」

   中島さんは「急ブレーキは後続車と接触の危険があります。ヘッドライトやハザードライトをつけながら減速し、ときにはクラクションも鳴らして、可能なら左に寄せて停車するのがいい」と話している。

文   あっちゃん| 似顔絵 池田マコト
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