NHKはきょう19日(2021年1月)、2023年の大河ドラマ第62作は「どうする家康」とし、昨年末で活動休止した「嵐」の松本潤(37)が主演すると発表した。脚本は、映画「ALWAYS 三丁目の夕日」やテレビ朝日のドラマ「相棒」シリーズ、フジテレビ「リーガルハイ」などを手掛けた古沢(こさわ)良太氏(47)で、大河ドラマの脚本は初めて。
NHKによると、ひとりの弱き少年が、乱世を終わらせた奇跡と希望の物語。信長のようにカリスマ性もなく、天下取りの野心も少なかった家康が、どのようにして運命を切り開いていったのか。歴史ファンから少年少女まで幅広い世代が楽しめるエンターテインメント大作として描くという。
「たくさんの『どうする?』をつきつけられる現代のリーダー像に通ずる」
「どうする家康」のタイトルについては、「予期せぬことが次々に起きる時代。彼はリーダーとして、たくさんの『どうする?』を突き付けられました。戦場で『どうする?』、家族から『どうする?』、民衆から『どうする?』。先行きの見えないのは現代も同じ。家康を現代に通ずるリーダー像として描いていきます」と趣旨を公式サイトに書いている。
初の大河ドラマ出演となる松本潤は「嵐という船を一度降りて、新たな冒険の先を見つけようとしている僕にとってこんなに大きな挑戦はありません。古沢さんの考える家康像はとても斬新です。今までとは違う新たな家康を一緒に作っていけたらと思っています」とコメントしている。
ジャニーズ事務所のタレントが大河ドラマで主演を務めるのは「V6」岡田准一(40)が黒田官兵衛を好演した「軍師官兵衛」(2014年)以来となる。
「どうする家康」は、現在放送中の「麒麟がくる」、2月スタートの「青天を衝(つ)け」、22年「鎌倉殿の13人」に続く、大河ドラマ第62作となる。(TVウォッチ編集部)