「唇が紫色になっていないか」「脈が乱れていないか」1日2回はチェックして
自宅療養者に対する行政の見守り体制はどうなっているか。平常時は原則として保健所から1日1回連絡がある。異変を感じた時は保健所や受診相談センターなど、あらかじめ伝えられた連絡先に電話する。緊急時は自治体によって異なり、夜間も通じるコロナ感染専用窓口か、119番通報するしかないところもある。
中川アナ「大切なのは、感染が確認された時にお住まいの自治体での緊急連絡先はどこかあらかじめ確認しておくことです」
自身または家族は、厚生労働省がまとめた緊急性の高い症状のチェックポイントをもとに、1日2回は様子を確認する。
表情・外見は「顔色が明らかに悪い」「唇が紫色になっている」「いつもと違う・様子がおかしい」。息苦しさなどは「息が荒くなった」「急に息苦しくなった」「生活をしていて少し動くと息苦しい」「胸の痛みがある」「横になれない・座らないと息ができない」「肩で息をしている」「突然ゼーゼーしはじめた」。意識障害等は「ぼんやりしている」「もうろうとしている」「脈がとぶ・脈のリズムが乱れる感じがする」。こうした症状がある場合はすぐに保健所や指定された連絡先に相談する。
高山さん「いつもなら歩ける方が歩けなくなっているとか、食事や水分がとれなくなっているという時もためらわず相談することをおすすめします。逆に、動ける、息苦しさもない、食事もできる、おしっこも出ているという状況であれば、自宅で慎重に見守っていくことが可能だと思います」
文
ピコ花子