武漢にようやくWHO調査団!  中国で緩み、河北省は再び感染拡大に

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   新型コロナウイルスの発生源を特定するためのWHO調査団が14日(2021年1月)に中国・武漢に到着した。1月初めから調査開始予定が、中国側から入国を拒否されたため、遅れての武漢入りとなった。

   9カ国13人からなる調査団は、ウイルス学者や病理学者のほか、生物学者、寄生虫学者、動物感染症専門家などがメンバーで、日本からは国立感染症研究所職員が参加している。

   調査団は、最初に感染が確認された海鮮市場やウイルス流出の疑いが報じられた研究所などを視察。さらに中国側から提供されたヒトや動物のサンプルを元に1か月間の調査を行うが、チームリーダーのピーター・ベン・エンバレック氏は「何が起こったのか理解するまで非常に長い時間がかかるかもしれない」と語っている。

河北省一部でロックダウン、スーパーで売り切れ騒ぎも

   厳重なロックダウンで一度は感染を押さえ込んだ中国だが、現在の武漢は市民の警戒心が思いの外ゆるい。屋外ではマスクをつけずにカラオケパーティが行われ、路上ではダンスパーティも開かれ、男女がカメラ目線で優雅に踊っている。中国ではほかにもチャーター航空機内で100人が大合唱したり、鳥のクチバシのような口の開いたマスクでリンゴを手づかみで食べたりする動画が物議をかもしている。

   北京に隣接する河北省では13日におよそ8ヶ月ぶりに新型コロナウイルスによる死者が確認され、中国国内1日の新規感染者も半年ぶりに100人を超えて増え続けている。河北省の一部ではロックダウンも行われ、スーパーの食材が売り切れる騒ぎも。さらに、濃厚接触者を集団隔離する施設や、1日100万人のPCR検査ができる施設も急ピッチで建設されている。

   小倉智昭キャスター「中国はいったんは調査団受け入れを拒否しましたが、その数日間の間に証拠隠しもやろうと思えばできる。心象悪いよね。いち早く受け入れるべきだった」

   二木芳人(昭和大学教授)「少し遅いですよね。もっと早いタイミングで入っておくべきだった。今の段階では分かることは限られると思う」

   小倉智明キャスター「調査団のみなさんが感染しないで帰ってくることを祈りたい」

文   みっちゃん| 似顔絵 池田マコト
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