「隠れウーバーイーツが横行しています」と大川立樹アナが伝え、神奈川県のある交通事故現場の映像が流れた。バイクが道路上に倒れ壊れている。後ろから来た原付バイクがウーバーイーツの配達バイクに追突したのだという。しかし、原付バイクの運転者は謝るどころか、逆上して暴言を吐き続ける。これがひどい。
「ウーバカイーツ! お前レベル低いね。だからウーバーできてるんだね。まともな仕事つけないね、お前みたいのは。こういうところで、(ウーバーイーツ配達員の)全員が起こしてるんじゃないか? お前バカだね」
近ごろ、こうしたウーバーイーツ配達員に対する嫌がらせが後を絶たないのだという。「怒り狂ったように、(車が)後ろから轢くような感じで来たことがあります。あおりもあるし」「『危えーな』と怒鳴られた」「底辺みたいな事を言われたことがあります」と配達員たちは話している。
ロゴを消したり隠したり
そのため、背負ったバックの「Uber Eats」のロゴを消したり隠したりする「隠れUber」が広がっているのだ。三宅要ディレクターが街を歩くと、「配達員のロゴがテープで隠されています」「黒く塗りつぶされています」というのが少なくなかった。
たしかに交通ルールを守らず、車の前に割り込んだり、猛スピードで歩道を横切ったりという乱暴運転は目につく。しかし、暴言を浴びせられた配達員は「(交通ルールを守らない)人たちはいるんでしょうね。だから問題になるんだと思うんですけど、全員が全員じゃないですよ」という。
ここまで利用が広がっているのだから、運営会社も配達員教育と身分保障をさらに徹底させる必要がありそうだ。