新型コロナウイルスにかかってもすぐには医療施設に入れない「入院待機者」が急増している。おととい13日(2021年1月)には都内の80代男性が入院先が見つからずに死亡した。「自分や身近な人が感染したらどうしたらいいか」とキャスターの水卜麻美アナウンサーが問いかけた。
疑問や不安の声を「スッキリ」が募集すると、マスクをしていても感染者と10時間ほど密室にいたら濃厚接触者になるのかとの疑問が寄せられた。同居者はPCR検査をしてもらえないという。日本感染症学会専門医の佐藤昭裕医師は「マスクをしないで15分以上(感染者と)話すと濃厚接触者にあたるとされるが、マスクした状態だと認められない。密室にしないように換気などが必要で、できるだけ外に出歩かないで待機することも重要です」と解説した。
娘が陽性と判定されたが3日たっても保健所から連絡がないと訴える人には、「すぐに解決する方法がない」「食材は置き配サービスなどで」と、佐藤医師も話すしかない現状だ。
保育園で子ども(3つ)が濃厚接触者になったが親子で入院できるのか、同居の母が糖尿病で心配だとの質問もあった。これには同じ病室を確保できずに自宅療養のケースが多いそうだ。「お母さんには家庭内感染を防ぐ方法をとって」という。
家庭内感染を防ぐ対策
家庭内対策は、部屋や食事を分ける、全員がマスクをする、ドアノブなどをまめに消毒するなど。司会の加藤浩次は「冷静に観察しながら感染拡大を防ぐ対策をとることですね」と考え込んだ。
菊地幸夫(弁護士)「外で出ないぐらいの気持ちで自分を守るしかない感じがします」