2度目の「緊急事態宣言」、溢れる菅首相、小池都知事、尾身茂分科会会長の悪評 もはや政権末期か!

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フグ宴席に出た石破茂・元自民党幹事長

   本来なら、菅に替わるべき人間は、安倍の傀儡の岸田ではなく、石破茂・元自民党幹事長であるはずだが、この御仁も文春砲の餌食になってしまった。

   1月8日、福岡県博多市で講演を終えた石破が、山崎拓元副総裁、三原朝彦衆院議員や県会議員、地元財界人ら8名と、高級フグ料亭に入り、2時間にわたって料理を堪能したというのだ。文春によれば、9人中4人が70歳以上だったそうだ。

   その日は、二階幹事長が党所属の全国会議員に文書を通達し、「飲食を伴う会合への参加を控える」よう要請していた。昨年末には、菅首相が「ステーキ8人会食」で厳しい批判をされたばかりである。

   石破本人は、文春の取材に対して、体温を計れば、消毒もしたし、「抑制の利いた会でした」といっているが、当日居合わせた客は、体温計測も消毒もすすめられなかったと"告白"している。

   国民に不要不急の外出を自粛せよと強いておいて、お前たちは9人も集まって一人4万円のフグ三昧かよ。この会の呼びかけ人である山崎拓が、頑なに「参加していない」といい張っているのも、「こんな時にまずいところを見られた」という意識があるからだろう。

   石破の脇の甘さが、こんなところでも出てしまった。菅の次を本気で狙うなら、ふんどしの紐を締め直したほうがいい。

元木 昌彦(もとき・まさひこ)
ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任。講談社を定年後に市民メディア『オーマイニュース』編集長。現在は『インターネット報道協会』代表理事。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)『現代の“見えざる手”』(人間の科学社新社)などがある。

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