台湾のオードリー・タンIT相が「ミヤネ屋」に登場
コロナ対策には当局と市民の信頼関係が必要

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   新型コロナウイルスの緊急事態宣言が、大阪府など7府県にも拡大された14日(2021年1月)、「情報ライブ ミヤネ屋」(読売テレビ制作、日本テレビ系)に、8カ月間、新型コロナウイルスの感染者をゼロに封じ込めている台湾のオードリー・タンIT相(39)が、登場、台湾のコロナ感染について語った。

  • 画像は、タン氏の評伝『Au オードリー・タン 天才IT相7つの顔』(文藝春秋)より
    画像は、タン氏の評伝『Au オードリー・タン 天才IT相7つの顔』(文藝春秋)より
  • 画像は、タン氏の評伝『Au オードリー・タン 天才IT相7つの顔』(文藝春秋)より

   MCの宮根誠司のインタビューに答え、衛生当局が2020年1月20日から毎日、時間無制限で記者会見を行い、質問に答えるなど徹底した情報公開が対策に役に立ったことを強調した。

   台湾では民主化を求めた「ひまわり運動」以降、当局と市民の信頼関係が構築されており、タン氏も民間から登用された人材だ。コロナ対策でも当局に間違いがあればすぐに認め、修正する姿勢が、市民の対策を支えているという。

   徹底した水際対策と隔離で成功した台湾。タン氏は最後に「マスクなど従来の対策を取るとともに、心を強く持って」と日本の視聴者にメッセージを伝えた。

   緊急事態宣言が出ても当局への信頼感が薄い日本。市民の信頼感を回復するため、政治家がやるべきことは何なのか? タン氏の言葉に海外のことながら、わずかな光明を感じた。

(TVウォッチ編集部)

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