<その女、ジルバ/第2話>(東海テレビ=フジテレビ系1月16日土曜放送)
ポジティブな熟女ホステスたちに触発される40歳の笛吹、特訓でジルバを踊れるようになるが、職場ではリストラが待ち受ける

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   福島県会津若松市で生まれ育ち、東京の短大を卒業した笛吹新(池脇千鶴)は、憧れだったアパレル会社に入社し、大手百貨店のアパレル店員として働いていた。同じ百貨店に勤務していた前園真琴(山崎樹範)と婚約までしたが、前園は部下の女子社員に手を出して妊娠させ、笛吹を捨ててその部下と『デキ婚』した。

   だが、笛吹の悲劇はそれだけではなかった。華やかな百貨店の売り場から『姥捨て』と揶揄される物流倉庫へと出向させられ、『男なし、夢なし、プライドもなし』の負け組として40歳の誕生日を迎えた。おまけに誕生日の当日、物流倉庫の課長として出向してきたのが、なんと一番顔を合わせたくない元婚約者の前園だった。

   その日の勤め帰りにたまたま迷い込んだ路地裏で、古ぼけたバー「OLD JACK&ROSE」の入り口に張り出された求人広告を目にした。それには「ホステス求む! 40歳以上」と書かれていたのだ。人生の折り返し地点で「変わらなきゃ!」と決意してドアを開けると、そこは超高齢熟女たちが生き生きと働く『熟女バー』だった。

  • 東海テレビ 番組公式サイトより
    東海テレビ 番組公式サイトより
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店では「最年少ホステス」、自信をつけ職場でも楽しそうだが...

   笛吹は、くじらママこと久慈きら子(草笛光子)やエリーこと花富屋敷衿子(中田喜子)、ナマコこと七子(久本雅美)、ひなぎくこと菊子(草村礼子)らとともに見習いホステス『アララ』として働き始めた。

   慣れないながらもまずまずの接客ぶりを発揮し、客も『最年少ホステス』として可愛がってくれる。だが、ようやく人生に光明を見出した笛吹に、早々に試練が訪れる。

   それは、この店の売りの1つであるダンス。店の明かりが突然落とされ、ムーディーな音楽が流れるダンスタイムになると、客もホステスも全員がソシアルダンスを踊るのだ。ダンス経験のない笛吹も、常連客の花山(芋洗坂係長)に誘われて踊り始める。しかし、あちこちにぶつかり、挙げ句は客の膝の上に尻もちをつく始末だ。

   そんな姿を見かねたマスターの蛇ノ目幸吉(品川徹)は「まずはジルバから」とダンスの特訓を言い渡し、先輩たちは「女としての自信をもっとつけなきゃ」「そのためのダンスよ」などと励ます。

   何事にもポジティブな熟女ホステスたちに触発され、「まだまだこれからだ。諦めるのはやめた」と物流倉庫でも楽しそうに働く笛吹に、現場のグループリーダーの浜田スミレ(江口のりこ) や同僚の村木みか(真飛聖)らは「ホストにハマったのでは?」と気が気ではない。

   特訓の結果、ジルバを踊ることができるようになって自信をつけた笛吹だったが、一方で元婚約者の前園が笛吹をリストラするために出向してきたことが発覚して......。笛吹の試練はまだまだ続く。(よる11時40分放送)

寒山

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