新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない。政府はきょう13日(2021年1月)にも1都3県につづき、大阪、京都、兵庫、愛知、岐阜、栃木、さらに自治体から要請のなかった福岡の7府県にも緊急事態宣言を出すが、「人の流れは変わっていない」「4月の第一回宣言より人出が多い」との声が広がっている。どうしてなのか。
日本感染症学会の佐藤昭裕医師は、医療現場の実感として「いま陽性になる人は、年末年始に家族で集まったケースが多い。家庭内感染が増えた」と話す。
司会の加藤浩次「ホームパーティーや友人同士の宅飲みで感染するんですね」
場所がどこでも感染リスクがあることは変わらない。ランチの際にも感染の危険はつきまとう。
8時以降だけじゃなく「常に外出自粛を」
政府対策分科会のメンバーでもある小林慶一郎氏は「今回の非常事態宣言はメッセージの伝え方が非常にまずかった」という。午後8時以降の外出自粛だけが取り上げられ、8時前まではかまわないとの印象を作ってしまった面を指摘した。
松田丈志(元競泳日本代表)「飲食店も午後8時までは客を入れるから、8時が昔の門限のように伝わっている」
近藤春菜(お笑いタレント)「前の緊急事態宣言は外出を8割まで減らそうというのでインパクトがあった。今は『8時以降の外出自粛というなら、8時前はいいんだ』と人が思っちゃった。このままだと感染を抑えられない」
加藤「われわれの伝え方も悪かったのか。誤解している部分も多いかもしれない。午後8時以降に不要不急の外出を自粛というのは間違いで、常に外出自粛なんだと思った方がいい。菅首相にはゆるい言い方でなく、こうしてくださいとハッキリ言ってほしいな」