デリバリー専門「ゴーストレストラン」に商機あり! 店はキッチンのみ、時短対象外で夜も注文殺到だ

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   東京新宿区の住宅街にある4階建てのビルに、自転車やバイクの配達員が続々と集まってくる。中でいったい何が行われているのか。阿部悦子リポーターが入ってみると、目の前にはキッチン。さらに壁をはさんだ隣や、通路の奥にも別のキッチンがあり、次々と美味しそうな料理が調理されている。

   このビルはデリバリーに特化したシェアキッチン。地下1階から地上4階まで、18店舗が入っていて、阿部リポーターが取材した3階フロアには、焼肉、中華、ハンバーガーのキッチンが入居している。株式会社SENTOENの山口大介社長は「お客さんからみると客席も看板もない。どこにお店があるのかわからないということで、アメリカで『ゴーストレストラン』として始まった」と語る。

   これらの店はデリバリー専門なので時短の対象外。このため、店舗型の飲食店が閉店する午後8時をまわると注文はどんどん増えてくる。そして、それに合わせて配達員も続々と外に集まってくる。

値段は高いが「食事ぐらい贅沢に」「家事の負担減らせる」の声

   街頭インタビューでデリバリー利用者に話を聞くと「前はまったく利用しなかったが、今は月に3、4回頼んでいる」「洋服買わなくなった分、ご飯に使うようになりました」などの声が。

   Gunosyリサーチのアンケートでは、緊急事態宣言中デリバリーを利用している189人中、75%の142人が利用頻度が増えたと回答。「出かけられない分、食事ぐらい贅沢に」「1食あたり金額が大きくなるが、家事や育児の負担をちょっとでも減らす」などがその理由だ。

   キャスターのカズレーザー「出前デリバリー多いですね。去年は配達料が高いと思っていたが、今は一切気にせず頼む」

   小倉智昭キャスター「自宅で食べてもらったほうが感染者は減る」

   三浦瑠麗(国際政治学者)「年末もカニとか豪華なおせちが売れた。家計は明暗が分かれていて、低収入の世帯はガクッと減っている。中間層は行楽に行かない分、食費が増えた。ただ、今年から給料が減ってくると、中間層は今年の途中くらいからしんどくなる」

   伊藤隼也(ジャーナリスト)「新しい業態をみると民間たくましいなと思う。ただ、コロナで太ったという方が多いというのは心配。成人病になるとコロナがとりつきやすいので注意が必要」

文   みっちゃん| 似顔絵 池田マコト
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