人出減らない、一目でわかる渋谷スクランブル!「午後8時まで出歩いてもいい」勘違いしているのか?

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   2度目の緊急事態宣言が出てから初の週末、人出はどうだったのか。8日金曜日(2021年1月)午後9時では、横浜、渋谷、新宿、新橋では前回の宣言時の140~170%、同日午後3時では、横浜、渋谷、新宿で240~270%と前回の2倍以上だった。一方、遠出は控えている人が多いのか、箱根の午後3時は77%だった。

   渋谷のドラッグストア店長は「前回の宣言時は青信号でも数人しかスクランブル交差点を横断していなかった。今回は若者から年配の方まで幅広い年代の人が数えきれないほど街に出ている」と話す。また、原宿に遊びに来ていた10代女性は「緊急事態宣言で午後8時には店が閉まってしまうので、昼に行動しています」と話していた。

   司会の羽鳥慎一は「昼も不要不急の外出自粛は言われています。ただ、『午後8時まででお店は閉めてください』というのが強いメッセージとなっているので、『じゃあ昼に遊ぼう』という理解なのでしょうか」とコメント。

東京医師会長「今しっかり抑えないと、結局経済も復活しない」

   東京都医師会の尾﨑治夫会長「8時に店が閉まるから5時から飲んで...という流れになれば同じことです。高齢者の方は衰えが出てしまうので散歩などには行ってほしいが、若い方はなるべく人の流れを抑えるよう協力をしてほしい」と訴える。

   東京歯科大学市川総合病院の寺嶋毅教授は「今回は一律ではなく、よりリスクの高いところでの対策です。その分そこはより強化して、昼も含めていったんは一斉休業にしないと効果が限定的になってしまうのではないでしょうか」と話す。

   玉川徹(テレビ朝日コメンテーター)「(人出が減らない)原因は政府の中途半端な対策にあるのではないかと考えています。国民に誤ったメッセージとして伝わってしまっている。閉めるなら一定期間は全部閉めないと。コロナはアクセルワークでコントロールできるような生易しい相手ではない。ブレーキする時には一気にガン!!と踏まないと、感染は抑えられない」

   尾﨑会長「今しっかり抑えないと、結局は経済も復活しないですよ。ここは徹底的に、1か月はブレーキを踏み続けなければならない」

文   ピノコ| 似顔絵 池田マコト
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