新成人、コロナ禍でも負けないで⁉ 混乱の成人式、就職もアルバイトも留学も、みな無くなったが...

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   新型コロナの感染拡大で成人式の式典中止や延期が相次いだ。東京都23区のうち20区が動画配信を含むオンライン開催で、渋谷区と中野区は式典の延期。唯一開催する杉並も4部制にして人数を分散する。先週火曜日(2021年1月5日)に「感染対策を徹底して実施する」としていた新宿は式典3日前の金曜日に急遽開催中止を発表するという混乱ぶりだった。

   祝辞をオンライン配信し、ドライブスルーで記念品を渡す福島県郡山市、新成人114人をPCR検査して、陰性を確認してから式典を行った栃木県益子町。1万1千人が新成人となった宮城県仙台市では、気温1.7度で雪が舞う中、初めてサッカースタジアムで式典が行われた。

新宿区の式典3日前に急きょ中止! でも着物で記念写真

   とくダネでは、若者に街頭インタビューを行った。埼玉県の新成人男性は「延期になったが、春頃になるのか9月になるのかわからない。4月から就職なので何もなくなりました」と語る。

   他にも、週3で飲食アルバイトを入れたいが、週1になり、月5~6万円の収入が1~2万円に減ってしまうという男性や、語学を勉強してファッション関係を勉強しようと考えていたが、留学もできない状態になったという女性、医療系の大学に通っているが実習の時間が極端に減ってしまったという男性など、学生の新成人もコロナで一変した生活の悩みを訴えていた。

   去年新社会人になった若者からは、入社後の研修が全部オンラインになり、仕事を十分に教わることのできないもどかしさを語る。テレワークでは、今まで話してこなかった人に画面上で些細なことを聞いていいのか尻込みしてしまうという。

   阿部悦子リポーターは表参道の美容室でヘアセット中の新成人を直撃、スタジオ中継を行った。ギリギリで式典中止となった新宿区新成人の女子学生だが「こんな状況なんですが、人生1度のイベント。式はないが、金屏風などフォトスポットが出るということでそちらに行きたい」と母からゆずりうけた着物を着付けて写真を撮るという。1年間オーストラリアに留学する予定だったが、留学もすべてオンラインになってしまったという女性は「本当は観光業を目指していたんですが、メディア業界にも興味があります」と語る。

   小倉智昭キャスター「着物は着ないとかわいそうだもんね。今日は金屏風の前でいい写真撮ってください。留学は現地に行ってないとオーストラリアに行った気にならないよね。観光業もメディア業界も両方大変だけどがんばってね」

   石黒賢キャスター「うちの息子も昨年秋から留学する予定だったがダメだった」

文   みっちゃん| 似顔絵 池田マコト
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