緊急事態宣言出ても電車の混雑は変わらない! 池袋、新宿、渋谷、東京、品川の各駅周辺に感染の発生エリア集中

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   きのう7日(2021年1月)に発出された新型コロナウイルス感染緊急事態宣言は、飲食店の営業短縮とテレワークによる出勤7割減が目玉だが、けさの東京都心のターミナル駅では通勤客は減っていたのだろうか。

   品川駅から岸本哲也リポーターが伝えた。「駅周辺の方々や交番に聞いたのですが、きのうを10とすれば、9か9・5ということでほとんど変わっていません。乗客の方に聞いてみると、きのうのきょうでまだ準備ができていないので、テレワークはやったとしても来週からということでした」

   司会の小倉智昭「新宿駅には阿部悦子リポーターがいます」

   阿部「はい、南口の改札前です。いま(午前9時前)が通勤・通学のピークで、大勢の人が出てきます」。阿部は乗客の乗ってきた電車の混雑ぶりを聞いていた。湘南新宿ラインに乗ってきた60代の男性は、「きのうを100%とすると、きょうも同じ100%で、密集状態だった」と話したという。千葉から総武線に乗ってきた20代女性は「時間をずらしたのに、110%くらい。かえって多かった」、中央線の60代女性は「80%。つり革が持てた」、副都心線の20代男性は「80%。席が選べた」という。

   小倉「中央線、丸ノ内線、副都心線は一流企業が多いところを通るから、テレワークが進んで、電車も若干空いているのかもしれません。夜8時からの外出自粛要請がということで、だったら朝から日中はいいんだと、(会社に)出てきますよね」

専門家は通勤規制が必要と指摘

   専門家は通勤の規制の必要を指摘している。中曽根康弘平和研究所の高橋義明主任研究員は「都心8区への通勤の規制が沈静化のカギ」という。山崎夕貴キャスターが解説した。「感染の発生エリアのデータによると、池袋、新宿、渋谷、東京、品川の各駅周辺に集中していて、3県(神奈川・埼玉・千葉)から都内通勤者は、地元通勤者より感染率は1・6倍だそうです。そして、帰宅時に自宅周辺で感染を拡大させている可能性が強いといいます」

   来週から通勤・通学がどのくらい減るか。前回の緊急事態宣言のときには30%まで減ったが、今回はテレワークを見合わせる企業も少なくない。7割減が徹底しなければ、菅首相が言う「1か月で宣言解除」はとても無理だろう。でも、彼らは公用車での移動だから、切実感はないか。

文   カズキ| 似顔絵 池田マコト
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