菅政権はもうレイムダック
今週発売された週刊誌の多くが、菅政権は早くもレイムダック状態だと報じている。
現代は、政治評論家や記者、ジャーナリストたちに、政界の今後を予測してもらう緊急アンケートを実施した。
菅政権はいつまで続くのかとの問いに、多くの識者が「今年限り」との厳しい回答を寄せている。
「支持率が回復しなければ、今年9月の自民党総裁任期いっぱいで終わることも考えられる」(ジャーナリスト鈴木哲夫)、「よほどの幸運でもない限り、総裁任期とともに退陣に追い込まれる」(東京大学先端科学技術研究センター教授で政治学者の牧原出)、「任期満了までが規定路線だが、正月明けにコロナがひどくなれば、3月の予算通過後に終わりもありえる」(元東京都知事の舛添要一)
では、菅首相がもし解散に打って出たとして、自民党は選挙に勝てるのかという質問には、政局のプロたる政治部記者たちの見解は「勝てない」でほぼ一致している。それどころか、菅はその前に退陣に追い込まれるとの見方も少なくないようだ。
「8月末から9月末に総裁選が行われ、菅氏は降板。解散総選挙は新総理総裁のもとに行われる。『菅では勝てない』という党の判断で、菅氏は解散権を奪われる」(朝日新聞政治部記者・40代)、「党内で選挙を見据えた『菅降ろし』が始まる。五輪を花道に退陣」(毎日新聞政治部OB・ 50代)、「菅総理はコロナに解散権を封じられた。任期満了まで打つ手なし」(時事通信政治部記者・40代)